こんにちは! 編集部の古賀です。
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ウェブマスター 林雄司:地味じゃない渋谷のハロウィンはどうなってる
渋谷がハロウィンで大変なことになっている。
渋谷区長がハロウィンに渋谷に来ないでくれと言い、街には渋谷はハロウィンの会場ではありませんとの掲示が出ている。
地味ハロウィンの取材に来るテレビ局からは、渋谷での開催ということで区に話は通したのかと聞かれた。
まるでハロウィンが反社会的な行動になったかのようだ。
そんな2023年10月31日の渋谷の様子を記録しておきます。
●道玄坂の途中からハロウィン禁止
このあたりはまだハロウィンの警戒態勢はない。ふぐ料理屋のフグが怖い。
道玄坂の途中からハロウィン禁止になった。10年以上前、「バレンタイン禁止」というネットミームがあったが、それが現実になったようだ。
酒を売らないゾーンにハロウィン禁止ののぼりが掲げられている。
タバコを吸いに来た人に係員が近くの喫煙所を案内していた。
独裁者の像が隠されることはあるが、ハチ公のような政治的なメッセージ性ゼロの像が隠されるなんて、よっぽどの展開である。
ビニールシートの隙間から覗いたところ。ハチ公を隠すシートが二重になっていて台座しか見えない!!
覗いて見えるとむしろありがたさが増すのでそうなることを避けているのだろう。
ハチ公を見たいと思ったことはないのだが、フラストレーションがたまる。
どんなに渋谷で騒動が起きてもこの灯籠を破壊する人はいないし、気に止める人もいない。あることに気づいていない人も多いと思う。空気みたいな存在でこれからも注目してゆきたい。
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編集部 安藤昌教:以前住んでいた金沢でマラソン大会に出てきました
金沢マラソンに参加してきました。金沢は学生の頃に住んでいた場所ということもあり、当時暮らしていた街を走るのがなんだか不思議な体験だったので、そのあたりも含めてレポートです。
金沢でマラソン大会があるから出ないか、とかつてのクラスメイトに誘われたので、「いいよ~」なんつって軽い気持ちで応募したのが今年の春ごろのこと。最近は人気のマラソン大会は走るにも抽選があるのだ。結局4人で応募して、僕だけが当選した。
ちょうど夏に出たトレイルランニングのレースで、時間切れでゴールできなかった思いを引きずっていて、このままでは寝つきが悪いと思っていたのだ。ここで挽回してスカッと今年を締めくくりたい。
そう思って涼しくなりはじめた頃からフルマラソンのタイムを気にした練習を重ねてきた。半分くらいはクラスメイトにかっこ悪いところ見せたくないという思いもあった。
●前日に現地入り
レースの前日に金沢入りして選手登録を済ませる。具体的には送られてきたハガキを会場に持って行くと、当日のゼッケンと交換してもらえるのだ。これを前日までに済ませておかないとレースに出られないので、遠くから来る人たちは前日から宿をとって現地に泊ることになる。
僕は一緒に申し込んだ旧友たちとシェアハウスみたいなところに泊った。その夜は、学生の頃に通った餃子屋さんにみんなで行った。
旧友たちとは20年以上ぶりの再会である。みんな20年分の味が出ていて笑い合った。
かつて一緒にカラオケボックスのトイレで飲みすぎて吐いた友だちが部長になっていて、自分の書く文字が老眼で見えない、と言っていた。20年というのはそういう年月なのだ。出世もせずにマラソン走っているのは僕だけだったけど、思えば当時から僕はそういうポジションだったような気もするので、やはり20年経っても変わらないものは変わらないのだ。
●レース当日
レース当日はスタートの2時間前には朝食を済ませておきたい。今回はスタートが8時半なので、僕は5時半に起きて朝食を準備して一人で食べた。旧友たちはまだいびきかいて寝ていた。
レース当日の朝食はいつもバナナと餅と決めている。餅は食べられるだけ多く食べが方がいいので8個を目標にしているのだけれど、今回は6個でおなかいっぱいになった。これを食べておくことでレース後半までやる気が持続するのだ。
宿からスタート会場までは歩いて15分くらいの距離だった。前日まで雨予報だったのだけれど、朝には予報が変わって晴れた。天気予報があてにならないのも金沢あるあるである。降水確率20%でも降るし、70%でも晴れたりする。
スタート会場に着いたらまずトイレに並ぶ。たいていのマラソンレースはトイレが混むので、これをいかに攻略するかがカギとなるのだ。
トイレに並びながら荷物を整理する。走る時に持つ補給食と水以外の着替えなんかは、指定の袋に入れてゼッケンナンバーを張って預けておくと、ゴール会場まで運んでくれるのだ。荷物の受付がだいたいスタート30分前くらいで締め切られるので、荷物の整理をしながらトイレに並ぶのが効率的である。
トイレと荷物預けをすませたらあとはスタートラインに並んで号砲を待つのみである。今回は後ろの方からのスタートだったのでスタート地点がどこなのか走り始めるまでわからなかった。
今回はスマホもデジカメも持って走らなかったので、レース中の写真は沿道で応援してくれた友だちの撮ったものしかない。
レースはほぼ予定通りのペースで走り切ることができた。補給も給水も失敗しなかったし、スタートからゴールまで、同じペースで走り通すことができた。気温が17℃くらいとすこし暑かったので、汗をかいて脚が止まってしまったランナーも多かったけど、僕はうまいこと給水をこなしたので大丈夫だった。
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