
友の会天狗は自分の頭に付けているものがおかしいことに気がついている。
よくいる天狗が頭に乗せているものは「頭襟(ときん)」という。もともとふつうの帽子みたいなものだったらしいのだが、江戸時代に小型化されたそうだ。そうなるともはやただのおしゃれグッズである。
ただし、友の会天狗が頭に乗せている頭襟は黒いガムテープを折って作った自作品だ。これがあったほうがより天狗らしいということで急に作った。本来なら紐で装着するところを、これもまたガムテープで固定している。結果として友の会天狗の頭襟は前傾しているのだ。
こんど京都に行く予定があるので、そのときには絶対本物の頭襟を買ってこようと友の会天狗は思っている。その固い決意を知る友はいない。





