こんにちわ。デイリーポータルZ 古賀です。
昨日の高瀬さんの特集「高いシャケ、安いシャケ」みなさまごらんいただけたでしょうか。日本人の心をゆっさゆっさ揺さぶってやまないシャケに大注目した毛穴全開の記事でした。昨晩は古賀もシャケを焼きました(マジ)。一切れ150円でした。美味しかったです。
さて、そんな記事中、「一切れ2千円のシャケ」というのが登場しましたが、これについて高瀬さんから昨日ご連絡をいただきましたので掲載いたします。
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みなさん、こんにちは。
高瀬です。
11/7の特集「高いシャケ、安いシャケ」について、同じようなご指摘をいくつか頂戴しました。どれも2千円のシャケについてです。
「写真には小さく『半身』と写っています。あれは半身で2千円という意味ではないでしょうか。一切れ150円というレシートの金額は正しいと思います」
ががーん。
おそるおそる写真を見てみますと、確かにそこには「半身」の文字が。
問題の写真
私はあの2千円のシャケで、半日以上も浮かれていました。しかも150円で買った!と思い込み、「ここ最近で一番うれしいことだ」とまで思っていたのです。まさか、あれが150円のシャケだったとは。
皆さんに指摘を受けるまで「2000円」の文字以外、目に入ってませんでした。
人間、思いこみほど恐ろしいことはありません。念仏のように「2千円、2千円」と頭のなかで唱え続けていると、150円のシャケが2千円に化けてしまうのです。レシートを見ても自分の間違いに気付かず、あまつさえ「さすがの味」とまで言い切る始末。自分のバカっぷりに、あきれて言葉も出ません。
唯一の救いは、オチで「シャケは高くても安くてもおいしい」と言い切っていることでしょうか。図らずも自らの舌でそのことを証明した形になってしまいましたが、間違いは間違いです。
私が2千円だと思いこんでいたシャケは、150円でした。はい。
ご迷惑をおかけした皆さん、申し訳ありません。そしてご指摘いただいた皆さん、どうもありがとうございました。今後は高いものを見てもあまり興奮しない人間になりたいです。そしていつかは本物の2千円シャケに巡り逢いたいです。
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いやはや、古賀も2千円のシャケへの興奮でまるで気づきませんでした。編集部へも何通かご連絡のメールをいただきました。ありがとうございました。
「高瀬さんが正直に東急に連絡しないか心配です」
「思い込みの効果とかかなと面白い記事でした」
など、お気遣いや逆に楽しんでくださった方ばかりでした。高瀬さんは「高いものを見てもあまり興奮しない人間になりたいです」とおっしゃっていますが、とんでもないですよ! 間違を恐れていては興奮はできませんよね!!
というわけで、ご報告でした。それでは引き続きデイリーポータルZをお楽しみください。