西川口駅から、京浜東北線に乗る。目ざすは有楽町駅、銀座だ。銀座にも、おもしろい串があるという話をきいたのだ。
今年の春、プランタン銀座の地下で「串デザート」フェアがあり、チョコやベーグル、ケーキなどを串にさして売っていたという。最盛期は1日1,000本以上売れる店もあったとか。
プランタンに電話してみたところ「まだ一部の店では、実施しております」との回答。よし、それではチェックしなくては、と現場に向かったのだ。
シュー三兄妹
川口から銀座。歩いてる人種の変化にクラクラしながら、プランタンに到着。串菓子をさがすが、どこにもない。「えー?」と思いながら、丹念に端からショーケースを見直すと………あった、1軒だけ。小さなシュークリーム3つが串に刺してある。さっそく購入。「何分くらい持ち歩きますか?」ときかれて、とっさに「さ、30分」と答えてしまう。すぐに、そのへんの道ばたで食べるつもりです、とは言えない。店員さんは、その1本わずか100円のお菓子を、丁寧にくるんで、保冷剤まで入れてくれた。
プランタンの道路を挟んだ向かいのベンチで、袋を開けて食べてみた。
チョコとナッツがかかっているが、味は普通のシュークリームだ。おやつを食べるOLさんが、手を汚さないで食べられるのがメリット、というだけだろう。
ううむ。当たり前だが、オートレース場の串と、まったく目的が違うな、と銀座の道ばたで思う。
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