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特集


はっけんの水曜日
 
酉年の終わりに幻の鳥を見に行く


ごめんなさい

ということで野生のはあっさり諦めて保護されている個体を見に行くことにした。ごめんなさい。年末のこの時期に何日も森に籠るわけにはいかないのです。春になったら挑戦しますので待っていてください。

 

むじゃきなゲート。

ヤンバルクイナに会うために

やってきたのは沖縄県の北部に位置するネオパークオキナワという動植物園。いろいろ調べているうちにここでヤンバルクイナを見られるという情報を入手したのだ。

しかし近くまで来て道に迷ったのでコンビニの店員さんに尋ねると「なんだそれ」って言われた。

確かにいる。

ネオパークオキナワは動植物園だと思います。と告げると「ああ、動物園ね」と店員さんは道を教えてくれた。認知度の低さが半端じゃない。

そんなこんなでようやくたどり着いたネオパークの門には憧れのヤンバルクイナらしき絵が描かれていた。


前述の通りネオパークオキナワは動植物園だ。しかしその動物の飼育方法が変わっていて、巨大なネットの中で動物達(主に鳥)が放し飼いにされているらしい。見学する側の人間も同じくネットの中に入って見学する。そんな新しいタイプの動植物園に憧れのヤンバルクイナがいるというのだ。

ここから先はネットの中です。
へい、らっしゃい。
わらわらいます。

入り口では威勢良くサンタの帽子をかぶったシーサーが迎え入れてくれた。これまでに行った沖縄のテーマパーク全般に共通していえることだが、どこも他県にはないフレンドリーな空気を持っている。

入り口の扉を開けるとたくさんの鳥が一斉にこっちを向いた。しかも次の瞬間、なにかくれるのでは、と寄ってくるのだ。入り口ではエサも売られている。こんな動物園初めてだ。

人が入ってくるのを待ち構える鳥たち。
鳥と人。

 

園内、奥へと続く道ですが。

いっぱいいる

はたしてヤンバルクイナもこんな風にフレンドリーに飼育されているのだろうか。だとしたらうれしいようなさびしいような、だ。

不安を抱えながらも先を急ぐ。それにしても歩いているとたくさんの視線を感じる、鳥の。

道の脇から孔雀が見てる。
見ぬ振りをして、やっぱり見てる。
堂々とでかいやつが横切る。
坦々と。

 

こんな派手なのに、フレンドリー。

肝心なやつ以外はたくさんいます

園内では鳥の他にもゾウガメやサルなども飼育されていた。ゾウガメは小学生以下ならば乗ってもいいらしい。池にはフラミンゴもたくさんいる。そしてそれら全てが人に対してフレンドリーなのだ。

しかし肝心のヤンバルクイナはどこにもいない。



 

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