いよいよ本番当日の朝が来た
よみうりテレビ主催「第29回鳥人間コンテスト選手権大会」の人力プロペラ機部門の収録当日がやってきた。
会場の琵琶湖畔では、未明から各出場チームの準備が続いていた。
各出場チームをちょっとだけ紹介します。こちらは東海大学人力飛行機研究会。翼が低い位置についているのが特徴。
そしてこちらは広島大学工学部「Hues」
九州工業大学「KIT CUTS」
一昨年の準優勝チーム、東京工業大学「Meister」の搬送車。各チームこのようなトラックを借りて琵琶湖まで乗り込んでくる。
そして早稲田チームの姿も
早稲田大学宇宙航空研究会のメンバーも未明から準備を始めていた。
早稲田チームのスタートは全体の11番目。最初のチームのフライトが早朝に始まるとはいえ、11番目までには実績のあるチームがいくつも控えている。早稲田チームが実際にスタートできるのはお昼近くになりそうだ。
それでも準備自体は未明から始めるところがぬかりない。特にパイロットが乗り込む部分(フェアリング)については前日から徹夜での作業が続けられたらしい。
試験飛行を繰り返した成果か、組み立ての時間も短縮されていた。
主翼は長いのでこうやって部品を継ぎ目ごとに合わせてゆく。
主翼がぜんぶつながったら、
本体(フレーム)に連結させる。
ひたすら出番を待つ
組み立てはあっという間に終わってしまったけれども、順番が来るまではひたすら待つしかない。
本当は昼が近づくにつれて風も強くなるため、できればスタート順も早いにこしたことはないのだけど、こればっかりはくじで決まることなのでなんともしようがない。
東京工業大学チームや社会人チーム「Cool Thrust」などの10kmを超えるビッグフライトを眺めながらまっていると、ついに早稲田チームのスタートの時間がやってきた。
出番が近づいてきた。出発のプラットフォームに向けて、
少しづつ進んでゆく。