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ひらめきの月曜日
 

東京の有名坂を滑る

さて、坂めぐりだ。まずは目黒の行人坂。江戸時代、修行僧が多くいたことでこの名前がついたそう(行人とは修行人の意)因みに近くにある権之助坂は、この行人坂が余りにも険しいことから別の道をと造られた坂だそう。

……。地名とか坂とか土地について語ろうとするとウンチクっぽいトピックが中心になるのはなんでだろう。ウンチクももちろんだが、基本的にはやっぱり体感重視で滑っていきたい。

坂#03 行人坂 お勧め度 ★★
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見所解説
人や車通りの激しい坂のため、それをよけてゆくところが一番の見所。そんなに危ないよけ方はしてないんですが、太股目線ではかなりスリリングなことに。車道と歩道を分けるガードレールに衝突しそうになってる。

左には寺、右には芸能プロダクションのホリプロが


有名な坂だけあって、辺りには江戸の風情が残っております(タモリさん的にも江戸っぽい坂はポイントが高いらしい)。なるほど。いい坂だ。

続いては目黒から代官山へ。芸能人が良く通るというセレブご用達裏道坂を下ります。

 

坂#04 目切坂 お勧め度 ★★
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見所解説
ツタのからむ家を過ぎ、木漏れ日の中を行く感じが名坂感むんむん。
そんなに体を使ったコーナリングをしているつもりはないのに、太股目線だと随分劇的に湾曲部分を滑っている。

目切坂は昔、目切職人(目切りとは石臼を作る上での一つの工程)が坂の上に住んでいたことから名付けられたらしい。はっ! ということは、もし昔パン職人が住んでたらパン坂、キャンギャルが住んでいたらキャンギャル坂になっていたわけだ。あぶなかった。
由来の標を丁度新しくしていた

続いての坂も名前がすごい。なべころ坂。一説によると「鍋が転がるほど急な坂」だから「なべころ坂」なのだと言われている。確かに鍋ってあんまり転がるような物じゃない。なるほど。茸のナメコの名前の由来が「なめらかなきのこ」だからというのをふと思い出した。

鍋が転がるだけあって、坂は湾曲のない一直線でかなり急。人通りも少なく、かなりスピードが出そうだ。気をつけないと(ここまできておいて何ですが、私は運動神経が悪い)。

 

坂#05 なべころ坂 お勧め度 ★★★
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見所解説
1本の真っ直ぐ長い坂を、ゆっくり徐々に加速しながら滑っていく。最後はかなりのスピードに。ぐんぐん坂の下が近づいてくる感じが素晴らしい。

タモリさんは坂は湾曲の美しい方により高い点を付けるということだったが、太股目線的には、湾曲のない方がいい映像が撮れるということが分かった。

坂のふもとはY字になっていて、中州には雰囲気むんむんの中華料理屋が 頂上には「なべころ坂緑地公園」

以上、全5坂をまわってきましたがいかがだったでしょうか。やっぱり、アレですかねえ。実際滑って、風を感じないとこの感動はなかなか伝わらないでしょうか……。もしよければ、今度ツーリングしましょう!

なお、今回は自転車だと行動半径が限られたため、滑った坂も少なかった。実は、本当はキックボードを使って東京中をまわる予定だったのだが、挫折してしまったのです。

キックボード撮影挫折の顛末もまとめました。よかったら読んでみてください。

→おまけ。本当はキックボードでも滑ってみたかった編はこちら

 

その前にちょっと休憩。太股アイを付けっぱなしで入店したが、ガムテープ臭と隠しカメラ臭に慌てて外した


 

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