東京の有名坂を滑る
さて、坂めぐりだ。まずは目黒の行人坂。江戸時代、修行僧が多くいたことでこの名前がついたそう(行人とは修行人の意)因みに近くにある権之助坂は、この行人坂が余りにも険しいことから別の道をと造られた坂だそう。
……。地名とか坂とか土地について語ろうとするとウンチクっぽいトピックが中心になるのはなんでだろう。ウンチクももちろんだが、基本的にはやっぱり体感重視で滑っていきたい。
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左には寺、右には芸能プロダクションのホリプロが |
有名な坂だけあって、辺りには江戸の風情が残っております(タモリさん的にも江戸っぽい坂はポイントが高いらしい)。なるほど。いい坂だ。
続いては目黒から代官山へ。芸能人が良く通るというセレブご用達裏道坂を下ります。
目切坂は昔、目切職人(目切りとは石臼を作る上での一つの工程)が坂の上に住んでいたことから名付けられたらしい。はっ! ということは、もし昔パン職人が住んでたらパン坂、キャンギャルが住んでいたらキャンギャル坂になっていたわけだ。あぶなかった。
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由来の標を丁度新しくしていた |
続いての坂も名前がすごい。なべころ坂。一説によると「鍋が転がるほど急な坂」だから「なべころ坂」なのだと言われている。確かに鍋ってあんまり転がるような物じゃない。なるほど。茸のナメコの名前の由来が「なめらかなきのこ」だからというのをふと思い出した。
鍋が転がるだけあって、坂は湾曲のない一直線でかなり急。人通りも少なく、かなりスピードが出そうだ。気をつけないと(ここまできておいて何ですが、私は運動神経が悪い)。
タモリさんは坂は湾曲の美しい方により高い点を付けるということだったが、太股目線的には、湾曲のない方がいい映像が撮れるということが分かった。 |