観光バスも停まる唐揚げ店

別の唐揚げ屋さんで得た情報によると、次の店であるからあげ大吉は市の観光窓口で紹介される筆頭唐揚げ店だそうだ。店の前に観光バスまで停まっちゃう有名店らしい。前日、夜に見かけた出前の宣伝看板もここのだ。

どんなあか抜けた店構えかとやや身構えたが、見えてきたのは出入り口のサッシといい、前に停まるカブといい、どっちかというと新聞屋のよう。配達が多いというから新聞屋とは遠からず近からずか。いや、遠いよ。

このあたりでは寄り合いがあったり、親族が家に集まったりしたときに唐揚げを出前でとるんだそうだ。大量に。キロ単位で。

食べ歩きをしている私としてはここでキロ買いする気骨もなく、最小ロット、100gを相変わらずお願いした。こちらの店は骨なしがスタンダードということで、骨なしをオーダー。

こうやって美味しい揚げたての唐揚げをちょっとだけ買って食べるなんて、近所の中高生はたまんないだろうな。

からあげ大吉
　大分県中津市沖代2-3-5
　0979-24-5844　

高校の目の前にある唐揚げ店

と、 中２の頃の自分に自慢しながら買った唐揚げを食べて歩いていたら、次の店はなんと高校の目の前にあった。

「やっぱり平日は高校生が多いですよ。帰り際によく買ってってもらいますね」
というご主人、間違いなくアダナつけられてますぜ。

からあげもも太郎
　大分県中津市中央町1-6-69
　0979-23-2780

さらに続々と出現する唐揚げ店

中津一帯には唐揚げの専門店は全部で26軒あると聞いた。タウンページで「大分県中津市」の店名に「からあげ」という文言が入る店で検索したら、それだけで13件ヒット。

あらかじめ、駅周辺でまわる店をピックアップしておいたのだが、道中ノーマークだった唐揚げ店がぞくぞく出現。

先々では「唐揚げの専門店があるって聞いて、まわってるんです」と言うと、一瞬不思議な顔をされることがほとんどだった。この過剰なまでの唐揚げ供給状態が中津では完全に普通のことなのだ。

私のイメージでは基本的に街とはコンビニとラーメン屋と美容院と歯医者で成り立っているものだ。中津一帯ではそれに唐揚げ屋が間違いなく加わっている。

さて、危なく忘れかけていますが、台風が来ているのだった。晴れていた空も南の方から黒っぽくなってきている。そろそろラストスパートです。