細さとの戦い
先ほどの生地がいい具合にできてきた。
イーストの力で膨らんでいる。それを平らにのばすのだが、弾力ありすぎるわバターがまわりすぎてべたべただわで思うようにのびない。
見かねて先生が、力を入れてぐいぐい麺棒でのばすと、どんどん平らになっていく。まずやってみなきゃわからないものなんだなー。
薄くのばしたら端からうどんを切るように切っていく。楽しそうだ!
だが妙に弾力のあるせいか、ゴムを切っているみたいで切りにくいことはなはだしい。それに、今回はうどんではなくポッキーなのだ。あの細さをなんとか再現したい。
ものすごく時間をかけて切り終わった。先生も「よく切れましたねー」と言ってくれた。形を整えオーブンへ。ここまでこれたのが嘘みたいだ。
まるで本物
そしてポッキーの芯が焼きあがった。オーブンから取り出す。
いい色に仕上がっている!少々いびつながら、じゅうぶん堅く、ポキッという食感。あんなに油っぽく、配合の割合も適当だったのに、よくぞ耐えてくれた。礼を言う。
チョコを湯せんで溶かさねば。実は充実野菜の材料をゆでているときに、その鍋で溶かしていた。一石二鳥である。家ではだいたいこういう料理の仕方である。
CMみたいに、芯を回しながら上からトローッとかけてみたかったが、チョコが少々堅くなってしまった。もうお湯を捨ててしまったので、沸かしなおしている暇はなく、スプーンで塗りつけていく。
塗ったあと氷水につけて、早く固まるようにする。トレイに並べ、冷蔵庫で冷やします。
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