今度は胃を4種類食べる
続いて塩味でやってきたのは白ミノ。
豚の内臓の中ではホルモンに続いておいしいと言われているらしい。食べるとかなり歯ごたえがあるが、予想していたような臭みなどはまったくなかった。若干脂臭さはあるが、かなりうまい。ビールとともにいただくと最高だ。
そして肉は味噌ロードへと突入する。
味噌で味付けされている肉の皿がやってくる。中身はすべて牛の胃だ。牛の胃は全部で4つあり、それぞれに名前がついている。
・上ミノ
牛のひとつめの胃。ちょっぴり筋っぽく固い。
・トロミノ
同じくひとつ目の胃の高級な部分。焼いても信じられないほどにやわらかく、旨味が凝縮されている。
上ミノはトロミノを食べたあとだと若干固く感じる。恐るべし、トロミノ! 同じひとつ目の胃とはいえ明らかに味が異なる。
・アカセン
見た目がなんとなく鶏肉っぽい牛の4つめの胃。ギャラ(ギアラ)と呼ばれることもある。少し固く、なかなか噛み切れないのが難点か。
ちなみに他の胃は鮮度の問題で夏場は食べられない。
救世主、サンチュ登場!
ここいらへんでかなりおなかいっぱいになってくる。
「全部ミソ味でよくわかんなくなってきた……」
誰かが野菜を頼もうと言い出す。しかしナムルやキムチではさっぱり感はあまり味わえない。
というわけでオーダーしたのはサンチュ。
このオーダーはかなり正解で、この後の食事をかなり助けてくれることになる。ホルモンは通常の肉より脂がのっている箇所が多いので、サンチュを頼むのは必須かもしれない。
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