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特集


エキサイティング火曜日
知らない場所の肉を食らう!

燃え盛る炎

そのとき!

ものすごい勢いで炎が燃え盛る。

脂に炭火が引火し、日常生活ではお目にかかれないような炎だ。お店のお姉さんが何事もないようにやってきて、網の上に氷を置き去っていった。

氷がおかれると火はいったん収まるらしい。

それだけ脂がのっているってことだろうと焼けたタタキを口にする。ちなみにタタキとは豚のアバラ骨のこと。
肉の中にはコリコリとする軟骨のような骨が入っている。

そのままでは食べられないので叩かれているのでタタキ。非常に旨味が濃く、肉自体はやわらかい。触感はコリコリというよりはゴリゴリ。ちなみにカルビもアバラ骨の周りの肉のことを刺すので、カルビ肉の間に軟骨がが入っているところを想像してもらうとわかりやすいかもしれない。

 

クダです、管。

クダにしか見えない

次はナンコツ。ナンコツというと豚の骨を想像するかもしれないが、実は食道のことを指している。チューブ状になっていて、いかにも内臓の管。

見た目はかなりグロテスクで食べるまではかなり不安だ。食感は、というとちょっと鳥のナンコツっぽい。この前に食べたタタキのゴリゴリにくらべるとかなりソフトだ。

管の周囲には脂がついているので旨味はあるのだが。しかし口の中で管の感触がわかるのがちょっぴり微妙。

続いては豚トロ。これは最近メジャーになってきたので食べたことのある人も多いと思う。スイマセン、食べたことあるのに頼みました。ちなみにコレは豚の首のあたりの肉。安心して食べられる肉というかんじだ。

 

これが熱でうごめくのだ……。

歯にはさまった筋をとる林さん。

ドキドキする男性陣

コブクロを前に男性陣が一瞬どよめく。
「こうなんていうか……いかにも内臓っぽいですよね……」
「オレドキドキしてきた……」
言うまでもなくコブクロとは豚の子宮のこと。
なんで豚の子宮にドキドキしているのだろう、この人たち。

いざ網の上にのっけると、そのいかにも内臓っぽい肉が熱でうごめく。男性陣から「うわー」というよくわからない歓声があがる。

ちなみに食感は歯ごたえはあるのだが、キレはいい。
噛み切れないようなことはなく、さくさくと食べられるかんじだ。焼きすぎるとクセがでてくるような気がするが、かんでいるとじわーっと奥から肉汁が溢れ出してくる。

次は待望の牛肉の登場だ。シビレは牛の胸腺。

すい臓を含めてシビレというところもあるようだ。見た目はしろっぽくあまり牛肉風ではないのだが、噛むと牛の旨味が一気に染み出てくる。しかしちょっぴり筋が残るのが難点か。







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