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特集


フェティッシュの月曜日
下から見あげるモノレール

モノレールが浮いている

網の腹を見せてモノレールが疾走する

なにげにモノレールの駅がある

夕陽を浴びるひとんち(車窓から)

湘南モノレール

どこにでもあるような駅前にモノレールが空中を蛇行している。不思議な光景。

かっこよくいえば竜のようだし、魚の骨みたいでもある。ありえない?と言っても何十年も前からあるので地元の人には当たり前の景色なんだろう。いろんなところにいろんなリアル。ピース。

モノレールの底面は網だった。バーベキューで肉を焼くような網だ。たぶん機能的な理由でこういうつくりになったのだろう。

モノレールの浮かれた感じがしない。もっと見る人を意識したつくりにしたらどうかと思うが、このモノレールらしくないモノレールは兄弟で唯一カタい仕事についた兄のようだ。

 

乗ってみた

乗ってみてもあまり浮かれた感じがしない。
沿線にある工場で働く人が利用しているせいだろうか。単線だし、駅では電車に乗っている車掌に切符を渡して降りる。

僕がきっぷをもぞもぞ探していると電車が出るのが遅れてしまうのだ。妙なプレッシャーを感じた。

乗っている人も見た目も地味なこのモノレールだが、意外にも今回乗ったなかではいちばん速く感じた。カーブも多くてジェット(まで言わないにしても)コースター気分だ。

スリリングに住宅街をすり抜ける。窓のそとには民家の2階の窓。窓を締めている家が多かった。

カーブが多いのはモノレールが道路の上を通っているからかもしれない。道路が蛇行していると、その上を通るモノレールも蛇行せざるを得ない。

未来の鉄道のはずのモノレールが現実の道路に制限されている。へんなの、と思ったけど自分ちの上にモノレールを通されるのはイヤデスネー。

 

 

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