急ピッチで試飲を続ける
「北海道/社長のよく飲むビール」という気になるネーミングのビールを発見。 通常の2倍のモルトを使用し、1ヵ月かけてじっくりと熟成させ、アルコール度数は贅沢に10%に仕上げているとか。アルコール度数が高い=社長、という事か? 是非飲んでみたかたったが、午前中でなくなってしまったとの事。地ビール通でもない限り、やはり僕たちの様にネーミングに惹かれて飲んでみる人が多いのだろう。「社長のよく飲むビール」は既にソールドアウト。
「ものによっては売り切れてしまうものもある」 社長のよく飲むビールからその事を学び、僕たちの試飲のピッチが上がる。
「山梨/富士桜高原麦酒」 「長崎/Elefant Blauピルスナー」 「長野/よなよなエール」 「茨城/常陸野原ネストビール」 「ドイツ/アインガー セレブラトア
林さんに異変が……
住:「いやあ、どれも濃厚ですね」 大塚:「醤油っぽい味のものが多いですよねー」 高瀬:「特にラオホビールって種類は薫製の味がしますよ!」
会場の隅に陣地を作り、そこに座りながら地ビールの味を語り合う。
住:「あれっ?そういえば林さんは?」 大塚:「ビールもらいに行ってましたが……」
両手にコップを持った林さんがこっちにやって来るのが見える。 何故か、顔がにやけていて、腰つきがクネクネしている。 酔いが回ってしまったのか?心配になって声をかける。
住:「大丈夫ですか?」 林:「ははは、大丈夫ですよ」クネクネ。 住:「いや、でも、クネクネしてますよ」 林:「まだまだ、全部飲めてないですよ」クネクネ。
何とか平静を保とうとしているが、明らかに酔っぱらってしまっているのが分る。 普通を装えば装うほど、食べてはいけないキノコを食べてしまった人みたいになっている。
林:「それ飲んだら、また違うの取って来ますから」ニヤニヤ。
デイリーポータルZウェブマスターとしての責任感だけが林さんを支えている。