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レシピ集
 

電気パン 「電気パン」(法師丸)より

電気パン


材料
 
・ ホットケーキミックス・ 牛乳・ 牛乳パック・ ステンレス板(縦100mm 横68mm)・ 電気コード・ 電極用クリップ
 
つくり方
1.まず、電源コードのはしを15cmほど裂いて、先端に電極用クリップをつけます。このあたりは写真とまったく同じ部品にこだわらなくても大丈夫です。ハンダづけするタイプもありますので、ハンダづけできる人はそれでもいいです。私はできないので簡単にできる部品にしました。買うときにいろいろ迷って店員に相談したのですが、「こういう部品は主にハンダづけできる人を前提にできてますから」と言われて少し嫌な気持ちになりました。
 
2.次に、牛乳パックの下の部分をステンレス板と同じ高さに切り、向かい合った辺に沿って2枚のステンレス板を入れます。電極クリップをつけた電気コードとつなげば、電気パン焼きマシンとしてはもう完成です。
 
3.次に、中に牛乳とまぜたホットケーキミックスを入れます。牛乳と粉の比率は、パッケージに書いてあるのでそれを参考にしてください。私もそれを読んで参考にしたのですが、読んだにも関わらず計量を間違えてやたらとゆるいものができてしまいました。それでは読んだ意味がないじゃないかと自分にいらだちを感じますが、そんな気持ちを吹き飛ばすかのようにコードをコンセントに差し込みます。
 
4.入れてすぐには見た目の変化はないのでつまらないですが、しばらく見ているうちに割と早くふくらんできます。
 
5.もりもりとふくらんでくる様子がはっきり見えます。うれしい気持ちはわかりますが、電極に触ってはいけません。見た目ではなにもわからなくても、電気ビリビリです。電気パンづくりで死ぬのは、死に様としては最低ランクに属するかと思います。
 
6.そのうち湯気もあがってきて、電気パンづくりも幻想的になってきました。
 
7.なにをもってできあがりとするかは、私にもわかりません。こいつ、だいぶ落ち着いてきたな、という感じを目安にするとよいかと思います。もっとメンタルな部分を大事にするのなら、電気パンを食べたいという気持ちの我慢が限界に達したときを完成としてもよいでしょう。ただ、あせってはいけません。はやる気持ちにまかせて、そのまま取り出そうとしては電気ビリビリです。必ずパンを取り出す前にコンセントを抜きましょう。
 
8.落ち着いてコンセントを抜き、パックの中からステンレス板を抜いてパンを取り出せば完成です。名前のインパクトに比べて実に普通の蒸しパンですが、どうしてもビリビリした感じを出したいときは、それ相応の毒劇物などをぬって食べればビリビリ感も楽しめます。
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