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2011年総集編
 
工作の合間には初恋の話を〜2008年総集編4
今日は工作です

毎年恒例、対談で1年を振り返る総集編。今年はランキング形式で記事を振り返ってみることにしました。初回は乙幡さんをゲストに迎えて工作記事を振り返ります。お相手は編集部より、石川です。

乙幡 啓子・石川 大樹


体の自由がきかなくなった2011年

石川:2011年もいよいよおしまいということで、恒例の総集編対談です。今日は乙幡さんをゲストに迎えて工作記事を振り返ります。
乙幡:よろしくおねがいします。


元・漁師で現ライター、乙幡啓子と
首長族出身の石川がお送りします。(ともに嘘)

石川:乙幡さん2011年はどんな年でした?
乙幡:そうですね、体の自由がだんだんきかなくなることを実感した年でした。
石川:いきなり重い。たとえば?
乙幡:リビングで作業してるとしますよね。「おお、ペンが要るな」と思って自室に取りに行くと、部屋についたころにはペンのことはきれいに忘れています。
石川:どんだけ家広いんですか。
乙幡:忘れてネットなんか見ちゃって、しばらくして「おお、リビングで作業中だった!てへ」と思って戻れば、すっかりペンのことは忘れており…
石川:それで何事もなく作業進んじゃったりするんですよね。全部終わってから夕食の支度しててふと思い出したり
乙幡:原稿載ったあとに思い出したり。
石川:それ体の自由じゃないですね、頭のほうですよ
乙幡:ああ・・・

石川:で、今日はそんなふうに2011年のことをすっかり忘れてしまわないようにですね、総集編で工作記事を振り返りたいと思います。
乙幡:うまい!うまいねどうも
乙幡:もう忘年会しちゃったのでけっこう忘れてるかもですが、いきましょう!


2011年 感心した工作記事ランキング

1位.しょうゆかけすぎ機とUSBしょうゆ差し

2位.年賀状を全力で送る

3位.イカの沖漬け美味しくするマシーン出来ました

4位.もう買い物袋から飛び出しても恥ずかしくない、ネギカバー

5位.USBポートにフックをつけたら超便利

6位.手袋を編んで食べよう

7位.「うまい棒」から「うまい砲」へ

8位.なべとコンロで作ろう、マイ鋳物

9位.Windowsのファイルコピーを生で見たい

10位.もなかのプラモを作った


世の中にもっと「ちゃんとしてない機械」があっていい

乙幡:しょうゆかけすぎ機とUSBしょうゆ差しは、なんというかすごくよかったです。
石川:いきなり僕の記事だ、ありがとうございます。
石川:元はといえば、前にデイリーのツールバーを作った時に、その紹介ページのテキストを書かせてもらったんですけど、そのとき思いついた「インターネットに醤油かけすぎた!」っていうコピーがすごい気に入ってて。


このコピー


乙幡:ほんとだ。ひっそり書いてある。
石川:たまたまネタ考えてるときにこのページ見て、「じゃあ、しょうゆでもかけすぎるか…」と思って作ったのがこれです。


しょうゆをかけようとするともうひとつのしょうゆ指しが勝手にドバドバかけてくれる。しょうゆかけすぎ機とUSBしょうゆ差し(石川大樹)

乙幡:この機械、どこにいってもついてくるようにすると、愉快ですね。客先で、旅先の入国管理局で、お見合いで。
石川:どこへ行っても遠くからバーッと走ってきて、パスポートや一張羅にをしょうゆまみれにして去っていく。暗殺者っぽいですね。
乙幡:暗殺?
石川:遠くからバーッと走ってきてパスポートにしょうゆかけて去ってくの、暗殺っぽくないですか
乙幡:どっちかといえば反政府デモとかフーリガンのような。助走して投石、みたいな。
石川:そうですか? しょうゆ観の違いが浮き彫りになりましたね。
乙幡:あと、モーターとか使うのうまいですね
石川:そうそう、もう手持ちの技術がひとつしかないので、すね毛マシンもしょうゆさしも結局全部サーボです。その中で工夫していくしかない、と。
乙幡:サーボ使いだ。その点、尾張さんのイカの沖漬け美味しくするマシーン出来ましたは部品が使いこなせてない感じでシンパシー感じます。
石川:あのガクガクした感じいいですよね
乙幡:2ページ目「でっ、出来た。」って。ほんとにできたんか。


「でっ、出来た。」とキャプションがついていた写真。この直後、壊れて動かなくなる。イカの沖漬け美味しくするマシーン出来ました(尾張由晃)


石川:身近にある機械ってぜんぶちゃんとしたものじゃないですか。世の中にちゃんとしてない機械もあるんだ、って勇気付けられる
乙幡:「ある」ことは間違いないですね。「あっていい」かは別として。
乙幡:でもちゃんと美味しくなってるのがすごい。アシモとかも、ああいうモデルから始まるんですかね。
石川:ガックガクのアシモ、かわいいですね。生まれたてっぽくて
乙幡:一部がものすごく熱くなったり
石川:焦げ臭いにおいがしたり


実用レベルMAXが「文鎮」

乙幡:それから尾張さんですごいのが、もう買い物袋から飛び出しても恥ずかしくない、ネギカバーで、パンに蝶番を。
乙幡:蝶番をすごく自由に考えてる。


食べ物に蝶番をねじ止めする意欲作。もう買い物袋から飛び出しても恥ずかしくない、ネギカバー(尾張由晃)

石川:イカで革ジャン作ったひとの発想だなーってかんじします。
乙幡:そこいっちゃいけないぞ!っていう壁がないんですな。イカ革ジャンといえば、食べ物系ありました。手袋を編んで食べよう
石川:今年は手芸系が充実しましたね。四方さんも入ってきて。この記事は素直に手芸って言っていいのかわかんないですけど…。
乙幡:かんぴょうの手袋煮は、ほんとまずそうだ。


「まずそう」以外のコメントがなかなか出てこない写真。手袋を編んで食べよう(さくらいみか)

乙幡:さくらいさんは、試行錯誤に迫力ありますよね。
石川:そうそう、手芸なのに妙に写真がダイナミックなんですよ。1ページ目の最初の写真とかいきなりかんぴょうにがんじがらめみたいになってるじゃないですか。


絡まる気満々の写真。手袋を編んで食べよう(さくらいみか)

石川:あと妄想のほうのランキングに出てくるんですけど、羊毛を使って顔面立体コピーに挑むの、この写真がすごくて…。


驚くべきことにこれも「工作」。羊毛を使って顔面立体コピーに挑む(さくらいみか)

乙幡:ファラオがセイウチみたいになってる。
石川:工作記事って部屋作業だし地味な写真が増えがちなんですけど、この人なんで毎回こんなにダイナミックなんだろう、と。
乙幡:うん、なんかおおらかですよね
石川:ああ、そう。おおらか。部屋なのに青い空が見えますね。背景に
乙幡:自分が親だったら、子供はこのまま育てたいですね。
石川:娘ができたらかんぴょうで手袋編ませますよ
乙幡:息子だったら醤油差し走らせてください。
石川:親子二代に渡る相伝の技…。
乙幡:あ、あと鋳物作らせましょう、BBQの時なんかに。
石川:なべとコンロで作ろう、マイ鋳物ですね。
乙幡:そういえばこのランキング「感心した記事」なのに、実用性あるのこれしかない。
石川:鋳物って実用性ありますか…?
乙幡:ぶんちん…。


今年最も実用的と評された工作。なべとコンロで作ろう、マイ鋳物(加藤まさゆき)

石川:そのレベルでいいのか。デイリーにおける「実用的」の評価基準の低さ。


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