そういう名前だから仕方ない
次は純生ロールケーキというケーキ。少し前から流行っているクリームの多いタイプのロールケーキ。これはもう分かった。生クリームの生だろう。
生スイーツは生クリームだから名乗ってるのが多そうだな。と思いつつ念のため店員さんに「何で生なんですか」と、聞いてみると「そういう名前だからです」と返された。
えええっ!?
「生クリームいっぱい使ってるとか、素材が生だからとかじゃ無いんですか!?」と、聞いても「純生ロールケーキという名前なので純生ロールケーキです」という答え。マジか。
僕の苗字は尾張だけれども、何で苗字尾張なの?って言われても先祖が尾張だから。位にしか言う事がない。中身がどうだろうと名前がそうならそうなんだ。いや、それにしてもそういう理由の生スイーツがあるとは思わなかった。
そういう名前だから。という理由だったが、おそらく生クリーム由来だろうな。という事でちょっと生クリームよりに置いてみた。納得出来るけど、やっぱり出来ない。凄く難しい存在だ、純生ロールケーキ。
理由が全く見えてこない生バームクーヘン
次に登場は生バームクーヘン。その売り文句が「工場焼きたて直送【生】バームクーヘン」。焼きたての生だ。
それだけでも頭にはてなが浮かぶのに、その横にロールケーキ 専門店と書いてある。どういう事なのか受け止めきれず、わー!って言いながら走り出したくなる。
「生バームクーヘン下さい」と注文すると「今は名前が変わってますが、こちらも生バームです」と言われたのでそれを買ってきた。焼きたての生バーム、おそらく生クリームだろうと予想する。
意外にも生バームクーヘンに生クリームは付いていない。かといって生地自体が生っぽい所は全くない。一体どこが生なんだ。生地に生クリームを沢山使っている。とかか。
包装が生
食べてみても生の理由が分からない。何故だ、と思い店員さんに聞いてみたら「そちらは包みが生になっています。通常の物と比べて日持ちがしづらいです」と、言う事。えっ、包み?
全く予想外の答え。まさか、バームクーヘン自体ではなく包装が生だったとは。包んでない物を裸と呼んだりはするけれど、まさか生と呼ぶとは。生スイーツのあまりの懐の深さに驚いた。
生という言葉からどういう商品なのか想像するのは無理なのかも知れない。