最近というか、ここしばらく「生」とつくデザートをよく見る様になった。食べた事は無いのだが、どんなものだろう。と思い、売り場で見てみると、なんと、生スイーツを炙っていた!
なま【生】とは食物などを煮たり焼いたりしていないこと。加熱・殺菌などの処理をしていないこと。らしい。
炙ってるよ!焼いていいの!?そんな事していいの!?生なのに!?生スイーツが全然分からない。これは一度生スイーツと向き合う必要があるぞ。
(尾張 由晃)
五種類の生スイーツ
生スイーツとは一体何なのか、何が生か。確かめるには食べてみるのが一番だと、見かけた物を買ってきた。
・生・ブリュレ ・生ドーナツ ・純生ロール ・生バームクーヘン ・半熟カステラ
今回は、この五種類。半熟カステラは「生」ではないが、イメージ的には同じ感じだろうと入れてみた。実際に食べて生とは何かハッキリさせてこのモヤモヤした気持ちを断ち切りたい。
生スイーツは焼いても生
まず気になる元となった生ブリュレから食べてみたい。生といいながら、生を謳いながらガスバーナーで炙るお菓子、生ブリュレ。一体どこが生なのか。
実物を前にしても全然分からない、生要素。何だ、一体何が生なんだ。買う時に店員さんに「何で生なんですか?」って聞いてみた。すると、返ってきたのが「あぁ、生クリームの生ですよ」との答え。
ええっ!?生クリームの生なの!?トッピング部分!?本体は!? ねぇ、本体は生じゃないの!?と、戸惑っていたら「生クリーム付いたら生ブリュレで、無かったらブリュレです。えへっ」と追い打ちをかけられた。
もはや加熱は生とは関係ない
そこかー、生クリームかー。じゃあショートケーキは生ケーキかなー。などと思いながら食べる。美味い。クリームがとろとろ、表面はカリカリ、生地がしっとりしていて凄く美味い。
生クリームがある事で、全体として一段上の美味しさになっている。うーん、生いいなぁ。と思いながら食べる
生を堪能しながら、美味しく食べるコツがあったのを思いだした。電子レンジでちょっと温めると良いらしい。もう加熱されていないという意味の生は明らかに気にしていない。ここまで来るといさぎよい。
生スイーツの生は生クリームだ!というわけでもない
ほう、生スイーツというのは生クリームの付いたものなのだね。そう納得しようとした所、加熱していない。という意味の生スイーツもあったのだ。深いね生スイーツ。
と、その辺りを表でまとめて行こうと思う。生クリームという意味での生スイーツは左に、加熱していないという意味の生スイーツは右に。上下は僕の納得度で表したい。