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ちしきの金曜日
 
温泉旅情の正体は、ほぼ浴衣

場所によっては温泉以上の温泉感が出ることも

ここまでやってみて、浴衣と組み合わせて温泉っぽくなる要素というのがどんなものか少し分かってきた。書き出すほど価値のあるライフハックでは全くないが、いちおう書くと

●坂道または石段(伊香保っぽいイメージが温泉)
●さびれた狭い路地(場末っぽいイメージが温泉)
●時間帯は昼より夜がいい

こうした要素と浴衣が組み合わさったらかなりの温泉的風景が生まれる。ということで、訪れたのは夜の神楽坂。ここには上記全ての要素が揃っている。

神楽坂といえばかつて花街として栄えたエリア。路地裏は今も東京の古きよき面影を残している。そんな和風な街並みに浴衣が加わったらそれはもうずるいくらいに温泉だ。


旅館を出て
温泉街をぶらり歩いて

たまたま見つけたよさげな小料理屋で食事して
食後は三味線ライブへ

帰り際、路地裏でいい店を発見

大森のような普通の街並みでもある一定の雰囲気は出せていたと思うが、「神楽坂+浴衣」で生まれる温泉感はもはや本物の温泉地以上といっても過言じゃない。

路地裏まで知りつくすあたりすでに何泊目かに突入している貫録すら漂う。


温泉地の歴史とともに歩んできた由緒ある寺社、とかではない都内の神社

温泉地風の写真がたくさん撮れて僕の温泉欲は充分に満たされたが、これを読んでいるみなさんの旅情が少しでもかきたてられたなら幸いである。

じっさいに温泉に浸かったわけではないから、気持ちをリセットして明日からまた仕事を頑張ろうなんて前向きな気持ちになまったくなれていないが、本物の温泉に行ったとしてもそんなポジティブな気持ちは3日くらいしかもたない。

だったら僕はべつに情緒だけでいいと思うタイプだ。


いつもの「てもみん」も温泉パワーで余計にほぐれそうな気がする

最後に温泉とは明らかにミスマッチな空間で、浴衣パワーがどこまで通用するのかを検証したい。やってきたのはあのファストフード店だ。

まさに陰と陽。日米という国籍以上に対照的な2人

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