ニノパコリ・錯視型

３D元年にふさわしい

３D映像がもてはやされている今にピッタリのデザイン。

立体100点、あと知らない！と言わんばかりのこの立体感だ。スマートフォンの３D対応機器はまだ出てないので、スマートフォンを超えたともいえるだろう。

「あれ？お山だと思ったら、あれれれ？平面だぞ！？」この言葉を呪詛のようになんどもなんどもつぶやきつづけることで時間は川の流れのように過ぎていく。

手ぶれ柄

疲れ目かな？と思っても目が全然疲れてないことに気づく。柄だ！これはそういう柄なのだ。

これはすごい、写真を撮っていてもカメラの手ぶれ補正がまったく効かないと思ったら手ぶれみたいな柄だった。

うん、これだったらスマートフォンの「四角を高速で移動させてぶれさせるアプリ」に負けやしない。いや、そんなものあったか？電車内でスマートフォン使ってる人は、みんな四角をぶれさせて楽しんでいるのか？

…爪？爪柄？

このしらすがならんだようなデザインはなんなのだろう。このカーブは爪に近いのではないか？だとすれば、これは爪柄か。

お、思いもよらないぞ、ニノパコリ。爪をネクタイにあしらってどうしようというのだ。

その答えは時間つぶしにあった。ネクタイの爪に自らの爪をそっと当てると…なるほど、ピッタリだ。

このピッタリ感はインディ・ジョーンズで隠された扉の鍵をアイテムで開ける時などで見られるあの感覚だ。

だとすれば、このネクタイすべてに爪をそっとあてがえば、宝物がすぐそこに！日本昔ばなしに「ネクタイ爪長者」として載ってそうな話になってきた。

エジプト柄

なんだ君達は

この人たちは何なんだろう？人類の進化の過程のようにも思えるが、途中で王さんの一本足打法のような人もいる。

でもこの人たちが何なのかが分かってしまったら、そん時はもうサラリーマンでなくて考古学者なんだろう。そうか、こうやって人は吉村作治みたいになっていくのか。

背景に描かれているヒエログリフもいい。このヒエログリフが何を意味するのか一文字ずつ探っていくといい時間がつぶれる。

魚…魚の骨…横向いた魚の骨、いかん、魚ばかりに見えてきた。いや、もしかしたら、さかな、さかな、さかなを食べると的な歌が描かれているのかもしれない。

ひょっとするとスーパーの鮮魚コーナーを表しているのだろうか？だとしても何のために！？

かわいいキャラ羅列型

首に飼う

こんなにかわいい犬の絵柄なのに、首にしめた途端、大人！というルックスになる不思議。

同じ犬が並ぶという点でクローンペットといった趣も感じさせるが、だとしたらこの犬たちは何してるんだろう？

犬が前の犬のおしりの匂いを嗅いでいると思い込んでみたらどうだろう。

クローン化の波は畜産に始まりついにペット界にもやってきた。この前にいる犬と私は同じ匂いがする…一体なぜ？

ワンちゃんアイデンティティクライシス。絶望の101匹ワンちゃん物語。しかも101どころではなく無限に増殖していくのだ。

全部かわいがろう

個体差のないワンちゃんを一匹一匹かわいがろう。そうだ、一匹ずつ名前をつけていってはどうだろうか。

テリアのようだから洋風の名前がいい。うん、テリー。テリーいいな。テリアだからテリーだ、よろしくテリー！そして君は…ジョージいってみるか。一般的なジョージという名前もぴったりくる、ようこそジョージ！

実にこの感覚5ミリ。犬に名づけてはまた5ミリ移動してまた名前をつける。

オスメスでも判別してみるか

オス、オス、メス、これはオス、いや、メス…ヒマでヒマでどうしようもないときには、ネクタイの犬の雄雌判別業者になることも可能だ。

全く同じ個体に見えるテリアの雄雌を判断するのは並大抵の技術ではない。犬が発する雰囲気のみでオスメスを判断していくのだ。

しかし大変だ。「オスがメスよりおおかったら商談がうまくまとまる！」そんな風に思い込めば作業もはかどることだろう。なんせ目の前の商談の結果がもう首に出ているのだ。