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コラボ企画
 
めんつゆ持って「ツーユ・ド・ムラヤマ」達成

時空の果てのうどんの地

中途にある、多摩都市モノレールのいきなりの終点。いつもついつい撮ってしまう。

新青梅街道から1本奥に入った、旧青梅街道沿いにちょこちょこっと集落があり、その辺が市の中心部らしい。鉄道のないせいか、東京にありながら、他の都市とは明らかに違う広がりを持った場所だ。大げさに言えば、ちょっと異次元ぽい場所なのだ。

サイケデリック寄り道

さて、意外とうどん店同士が離れているので、目当ての店になかなか着かない。時間を気にしながらも、ふらふら市内を走っていると、これまた異次元のような空間がぽっかりと空いていた。うどんとは関係ないが、ちょっと寄り道したくはならないか。


ほら、この奥にトトロがいそうな。

これは行くしか…ないな。行かないと損するぞと、トンネルの向こうから何かが呼んでる。

走りながら撮ったらこれまた異次元… ここを出たら昭和30年くらいに行ってしまってるのではと不安。

お、普通に出てこれた…けどあれは… またかい!

なおも進む。ここを出たらあの年の夏なのでは… まさかのスリートンネルズ!

何とサイケデリックなトンネル… 今度こそ本当に出られた。うっそうとした森林が続く。

蛍のいる森として保護されている旨が、周囲のフェンスに貼ってあった。が、ここをまだ行くと今度こそ本当に違う場所に飛ばされそうな気がしたので、引き返しました。おしまい。

地のうどん店は時間との戦い

横道にそれたが、うどん屋探しに戻ろう。お腹も空いてきた。雨も降りそうだし、急がねば。


まず玉売り店のはらだ製麺に立ち寄る。旧街道沿いに迫って立つ。 麺がなくなり次第終了という店もあるので、時間には要注意なのだ…

ここもさぬき系だった。 はらだ製麺と似た店内。ショーケースがなんだかいい。

住宅地の中にノボリを発見。 ??どうやって入るのかわからない。

と、よくわからないが隣家?の門から入れとのこと。怪しいもんではないですよという雰囲気をかもしつつ入る。 左写真の反対側。こうやって思い切り人んちを横切って入るのだった。

と、駆け足で紹介してしまったのには理由がある。なかなか近くに「うどんフォーメーション」を敷けるような場所がないのだ。いや、あるにはあるのだけど、けっこう住宅地のど真ん中だったりして、見慣れない者が露天でうどんはすすりにくい。

とりあえずは麺を買い、東村山まで引き返して、見つけた神社の片隅に陣取った。もう出発してから7時間は経過している。うどんのせいか、疲れているようでそれほどでもない気がする。

さて、これが武蔵村山での成果だ!


真ん中のはさぬき系のお店。村山系がいかに茶色っぽいかわかるだろう。そしてさすがに飽きてきたので天ぷらを投入した。油ってうまいね。

結論としては、どれもとてもうまい。観光化されきってない、土着の味がする。お店で買ったというより、親戚の家から手作りのをわけてもらったような。「小麦!」と強く怒鳴っているような。


なんだか全部食べちゃった。 50km走り終えた充実感と、満腹感。

3玉一気食いしてしまった。この1日で1500kcalくらい消費したことになっているので、まあイッテコイということにしよう。今日はよく走った!よくつけた(つゆに)!


最後、レースでゴール切ったようなパフォーマンスをしたかった。思いっきり止まって自分撮りしてるわけだが。

「ツーユ・ド」と無理にもじって、めんつゆと共に麺めぐりをしてみた。讃岐など他の麺どころに行ったことがないのでわからないけど、当地にも独自のうどん文化が根付いていると感じられた。ちょっと変化のある旅ができたのも面白いことだ。

本来は武蔵野うどん、温かいつけ汁につけて食すものらしいので、残った麺はうちでそうして食べよう。

最後のポーズのあと、参拝者とすれ違った瞬間。お恥ずかしいことです。

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(2010.6.26追記)このキャンペーンは終了しました。


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