新青梅街道から1本奥に入った、旧青梅街道沿いにちょこちょこっと集落があり、その辺が市の中心部らしい。鉄道のないせいか、東京にありながら、他の都市とは明らかに違う広がりを持った場所だ。大げさに言えば、ちょっと異次元ぽい場所なのだ。
サイケデリック寄り道 さて、意外とうどん店同士が離れているので、目当ての店になかなか着かない。時間を気にしながらも、ふらふら市内を走っていると、これまた異次元のような空間がぽっかりと空いていた。うどんとは関係ないが、ちょっと寄り道したくはならないか。
蛍のいる森として保護されている旨が、周囲のフェンスに貼ってあった。が、ここをまだ行くと今度こそ本当に違う場所に飛ばされそうな気がしたので、引き返しました。おしまい。
地のうどん店は時間との戦い 横道にそれたが、うどん屋探しに戻ろう。お腹も空いてきた。雨も降りそうだし、急がねば。
と、駆け足で紹介してしまったのには理由がある。なかなか近くに「うどんフォーメーション」を敷けるような場所がないのだ。いや、あるにはあるのだけど、けっこう住宅地のど真ん中だったりして、見慣れない者が露天でうどんはすすりにくい。 とりあえずは麺を買い、東村山まで引き返して、見つけた神社の片隅に陣取った。もう出発してから7時間は経過している。うどんのせいか、疲れているようでそれほどでもない気がする。 さて、これが武蔵村山での成果だ!
結論としては、どれもとてもうまい。観光化されきってない、土着の味がする。お店で買ったというより、親戚の家から手作りのをわけてもらったような。「小麦!」と強く怒鳴っているような。
3玉一気食いしてしまった。この1日で1500kcalくらい消費したことになっているので、まあイッテコイということにしよう。今日はよく走った!よくつけた(つゆに)!
「ツーユ・ド」と無理にもじって、めんつゆと共に麺めぐりをしてみた。讃岐など他の麺どころに行ったことがないのでわからないけど、当地にも独自のうどん文化が根付いていると感じられた。ちょっと変化のある旅ができたのも面白いことだ。 本来は武蔵野うどん、温かいつけ汁につけて食すものらしいので、残った麺はうちでそうして食べよう。
ヤマキ「めんつゆ研究所」ではめんつゆの可能性を一緒に研究していただける方を募集中! デイリーポータルZでも引き続きめんつゆの記事を公開していきます! どうぞお楽しみに (2010.6.26追記)このキャンペーンは終了しました。