エヴァ作りもいよいよ終了

紙粘土エヴァは先のページに載せたような結果に終わり、林さんはガムテープでエヴァを作り、僕は針金だけでエヴァを作った。べつやくさんはアルミホイルだ。作った物は一応僕が持ち帰り、紙粘土エヴァはとりあえず紫色に塗ることにした。

紫色に塗ってはみたがそれ以前の問題を感じた。受験したいが願書を出し忘れた感じだ。ただでさえベタベタなのに、ラッカーを塗ったらベタベタに拍車がかかった。日本海に面したある農村では、娘の嫁入り道具の一つにベトベトの紙粘土で作った人形に色を塗った物を持たせる風習があると聞く、ようなことは今までの人生で一度も無い。そんな風習があればこれはこれで成立するのに。

べつやくエヴァ完成

これは間違いなくエヴァだ。さすがべつやくさんだと思う。僕も真似してアルミホイルで作ってみたが、全然エヴァにならなかった。紙粘土エヴァの土くれと変わらないアルミホイルくれになっていた。

エヴァの思ひ出

ロボット編は最終回なので今まで作ったエヴァを並べてみようと思う。するとべつやくさんの素晴らしさがより際立つ。生まれながら差なのだろうか。物を立体的に見れている証拠だと思う。僕はまぁ、表面しか見ない。だから○○くれという結果だ。

「エヴァを作りました」と言えば、エヴァに見えなくも無いというのは僕がやっぱり自分に甘いからだろうか。僕は心が清いからエヴァに見えるのだと思う。エヴァとはみんなの心の中にいるものなのだ。もちろん、そんなことが許されるはずはなく、エヴァ作りの最中に林さんはずっと「今回こそはキチンと作らないと」と言っていた。申し訳ない結果になってしまった。

やっぱり最後のアルミホイルエヴァは完全にエヴァだ。すごい。このアルミホイルはもちろんローソンで買ったのだが、ローソンで買ったものでもエヴァを作ることは可能だったんだと、いま写真を並べてみて思った。僕も工作の腕を磨こうと思うが、工作の仕事はもう一生来ない気がしてならないのが残念だ。でも、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。