長野県の安曇野市は道祖神の数が日本一だそうである。 市内に数百体ほどの道祖神がまつられているという。 安曇野の道祖神は、その多くが男女が並んだ姿が彫られている「双体像」と呼ばれる道祖神で、仲良く並んでお酒を酌み交わしたり、肩を抱き合ったりしているらしいのだ。 神様なのに、本当にそんなことしちゃっているのだろうか。
(工藤 考浩)
道祖神だらけ
道祖神というのは、子孫繁栄や集落を守るためにまつられているということのようだ。 細かい話を書くと長くなるので、興味のある方は調べていただきたい。 道祖神は日本全国にあるのだが、長野県の安曇野地方では特に多いらしい。
そんな安曇野の道祖神を巡るためのパンフレットも作られている。 市内にある穂高神社の社務所などで入手(200円)し、これを参考に道祖神巡りをするのが便利だ。
イチャイチャしている
安曇野の道祖神の特徴は、男女の神様が並んで彫られているところにあるという。 もともと道祖神の「祖」は男性のシンボル、「道」は女性をあらわすという考えもあるようだ。 そして、その男女の神様が、やけに仲良い姿で彫られているのだ。 神様に「イチャイチャ」などというのは失礼かもしれないが、その姿がなんともほほえましいので、親しみを込めてあえて「イチャイチャ」と呼ばせていただきたい。
では、巡ります
僕も上記のような予備情報を元に巡ったのだが、本当に仲むつまじい道祖神が市内のいたるところにあり、すっかり楽しい気分になった。 数が多くてすべてを紹介しきれないのだが、一緒にごらんいただきたい。