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土曜ワイド工場
 
ごくつぶしマシーン

マシーン制作

さて、リアル水車小屋を見学しにいく件が必要だったかはさておいて、ここからごくつぶしマシーンを作ろうと思います。忘れている方もいらっしゃると思いますが、今回の目的は穀をつぶすマシーンを作ることです。

自動的に穀類を潰してくれるごくつぶしマシーンの動力は、水ではなく、電気。モーターで動く現代的な仕様にした。水流で動いた方がエコな感じだが、電気で動くのもまあまあエコ。

ミニ四駆によって埋め込まれた「タミヤ」ブランドに導かれるように、オールタミヤで揃えられた部品たち。これをさくさくと組み立てる。



甘い算段で買ってきた

絶対に失敗しない工程


動力部完成


これが水車をまわす水の役割を果たす。少々非力な気もするが、水車だって水で動いてたんだから、このくらいで大丈夫なんじゃないだろうか。

続いて、水車の方を作とうと思う。集めてきた材料はこのようになっている。


ごみじゃないよ


撮影の仕方が悪かったのか、いささかゴミっぽい画像になってしまった。見ての通り塩ビのパイプ管で、これが文字通り水車の骨格となる。

敗北を予感させる素材選択だが、他にどうしようもない。設計図は頭の中にあるので躊躇なく組み立てていきます。


さくさくと組み立てていく

剥がそうとしたら余計汚くなったので今は剥がさないことにした


画像は開発中のものです



骨組みはあっという間に出来上がった。

(実はこれだけ塩ビのパイプを買い集めるのに、あれが足りない、これは多いとかで、お店に行ったり来たりする顛末があったのだが、それは僕がただのぽんこつなだけなので省いた。影が長いのもそのせいである。)

ここに、水車のように車輪を取り付ける。


厚紙にパイプ管を通して

ビニルテープでやや固定



それらを組み合わせると下のようになる。


このようになっ…


あっ!


ええと、このように…


あっ!


この日は天気は泣きたくなるくらいの快晴なのだけど、如何せん風が強い日で、どの方向にマシーンを設置しても風うけて倒れてしまう。作業はまだ途中なのに、続きができない。

どうやっても、マシーンを立たせる事が出来ず、見学に行ったのが、水車ではなく風車だったら大成功だったのに、と思った。

ごくつぶしからごくをつぶす仕事を取り去るという、ナイーブな理想はこんなところで終わりを遂げるわけにはいかない。ここはひとまず引き上げた。


どうしようもねえな、これ…

空が高いぜ


よく考えたら、外で組み立てたり作ったりする必要はないわけで。家にて続きの工程と、不安要素を取り除く改良をしたい。これはむしろ英断と言ってもいいと思う。


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