やっとのことで回収を済ませた。そうしてぼくは理解した。風船を高くあげてはいけないのだ。そうなると人が越えられないような障害物も簡単に越えてしまい、結果として見失うことになるのだ。
たどりついた結論は子供でも周知の事実ではあるが、こんな周知の事実を改めて文章にして発表した人間は、少なくとも21世紀ではぼくが最初ではないだろうか。それなりに勇気のいる発言だということは認めてほしい。
よし、もうこうなったら風船をあんまり浮かないようにして追いかけやすくするしかない。それって最初の目的と照らし合わせてどうなのよという話なのだが、追いかけるという手段を目的化することで、なんとかこの記事の着地点を見出すのだ(言っちゃった)!
ほどほど浮く風船を追いかける |