さあ、プリンだ

会を通じてボクらのお中元についてはかなり振り返ることができたと思う。

それにしても、やはり缶詰のプリンなのだ。

これだけは押さえないと気がすまない。というか、この機会に食べておかないと、向こう10年は食べられないと思うのだ。

ネットでの検索に限界を感じたので、あとはもうアタリをつけて店をまわったり、人に聞いたりするしかない。

ギフトセットはよくバラされてディスカウントショップに売られているのを見る。可能性が少しでもあるのなら、と何軒かで探してみたのだが、見つけられなかった。お中元シーズンが終わった頃から投げ売られるのかもしれない。

人それぞれのお中元ストーリー 〜鶴久さん編〜

その後も大型スーパーのブランド菓子のブース（東京だとモロゾフとか風月堂とか中村屋あたりが出ていることが多いです）や、まさかと思いながらも個人経営系の街の和菓子屋に卸されていないかなど探した。

私が探し回っている間、上司である鶴久さんのお中元ストーリーをご紹介します。

鶴久さんのこれぞお中元という子どもの頃の思い出の品は炭酸飲料の「スコール（画像検索 スコール 炭酸飲料）」だそうだ。

毎年届くスコールを、毎年隠れてこっそり飲んでいたそう。今回調査して分かったのだが、お中元で届いた品を親に見つからないようにこっそり飲んだ・食べた思い出のある人は多いようだ。

そういえば私も祖父宅で祖父に気づかれないようにこっそりフルーツカルピスを飲んだことがあった。そしてばれた。そのときの言い訳も覚えていてなぜか「鉄棒上手にできたから飲んだ」といったのだった。

鶴久さんは、ご両親に見つからないようにスコールを「常温で飲んだ」のだそうだ。

「ほら、冷蔵庫に入れるとばれちゃうでしょ」だって。なるほど！

会社から歩いて3分のところで売ってました

こりゃもう、少なくとも都内には売ってないんだな。と、ほぼあきらめた。あきらめたとたんに、見つかった。

大森のイトーヨーカドーにあったのだ。会社から3分の場所である。灯台超下暗し！　いや、超をつけるなら灯台下超暗しか。そんなことどうでもいい。

めずらしく残業をしたので、お菓子を買いに行ったとき偶然見つけた。大森のイトーヨーカドーはかなりの大型店舗で、お中元の発送、持ち帰りのコーナーも大きく設けてあり、そこにあった。

井村屋のギフトセットに入ってた

井村屋のゼリー・プリン・羊羹のセット。まさに子どもの頃お中元としてもらった雰囲気の詰め合わせじゃないか！

イトーヨーカドーのお中元カタログを見たときはこれもアルミの蓋のものだろうと思っていた商品だった。肉眼で見て、プラスチックの蓋の浮き具合に確かに缶詰のプルトップを確認したのだ。

うわあ。小さな声が出た。

だが、確認するとやはりばら売りでは扱いのないそう。この記事を書くにあたって、2セット目（1セット目はカルピス）の上げるあてのないギフトセット購入となる。うーん……。