上の写真は、実は本記事冒頭にある写真とほぼ同じ場所から撮ったものだ。あのときはトンネルを掘るシールドマシンがいらっしゃったが、いまは、すでに掘り終わって彼はいない。聞けばいまは品川の方でご活躍中とか。ご苦労様です。というか、そっちも見たいです。
面白いのは、上の2つの写真の壁面のブロックの色が異なること。みなさん気づいただろうか。上のものは白いが、下は黒い。
セグメントと呼ばれるこの壁面の部材はシールドマシンが掘ったあとにはめ込まれてトンネルの形を支えるもの。たとえば例の国会議事同駅の壁面もこれだ。現代技術の粋だねえ。
で、白いセグメントは実はいずれ取り払われるものなのだ。びっくり。この白いところから、中央環状品川線にトンネルが分岐していくとのこと。すごい。真の「美白」とはこういうことを言うんだと思う。だてに白いわけじゃない。
大橋シュヴァルツヴァルト
で、大橋ジャンクションのぐるぐるしている最下部に到着した。山手トンネルと大橋ジャンクションはもうつながっている。つまり前回のハイライトのこの魅力的な穴はもう跡形もないわけだ。ああ、それはそれでなんだか残念。
と思いきや、そこにはまたべつのかっこいい光景が広がっていた。 |