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フェティッシュの火曜日
 
富山湾でホタルイカを捕ってきた

海岸を変えてみた

ホタルイカを求めて移動といっても、当てがあっての話ではないので、海岸に近い道路を適当に走らせ、人がいっぱいいるところを探す。きっと人がいるところにはホタルイカもいるはずだ。


ウェーダーで運転中。フェルト地の靴底は運転がしやすい。

北に向かって数キロ走ると、真夜中なのにほぼ満車状態の駐車場があった。車を止めて海に出てみると、海岸にはさっき以上に網を持った人たちが大勢いた。


波がぜんぜん穏やか。これだったらいける気がする。 女性や子供の姿もけっこうありました。ホタルイカ捕り、老若男女に人気のようです。

ここならいけると信じて、ようやく温まってきた体でまた海に入ることにした。

 

これぞホタルイカ捕りという素晴らしい体験

この海岸はさっきの場所に比べてまるっきり遠浅で、20メートルくらい沖まで歩いても膝程度までしか水がない。また波が弱いためライトで照らせば海底の様子まではっきり見える。ただ逆にいえばあまり水が動いていないので、構えて待つのではなく、自分が歩いて探す、キノコ狩りのようなスタイルでのホタルイカ捕りになる。

探し始めてわずか1分、ホタルイカはあっさりと見つかった。


波がないって素晴らしい。 水面近くをふわふわ泳いでいるホタルイカ。

ライトで照らされたホタルイカは、水面近くを気持ちよさそうにゆっくり泳いでいる。しばらく眺めてから、すっと網ですくった。

ホタルイカ以上のなにかをすくったような、とてもいい気分。これこそ私があこがれていた富山湾のホタルイカ捕りだ。

 

やっぱり捕れると楽しい

この場所移動は大正解だったようで、ここでは次々にホタルイカを見つけることができた。

続けざまに捕れたことで、最初の海岸で苦労して一匹捕れたときの達成感はもうどこかに吹き飛んでしまった。やっぱり捕りやすい場所でいっぱい捕る方が楽しいに決まっている。


二匹いっぺんにゲット。網の中で発光ダイオードのように光る手を振り回す姿がかわいすぎる。 バケツの中に溜まっていく様子がうれしい。

ほそいさんも無事ホタルイカを捕獲。アナゴの借りをホタルイカで返す女。 「たまたま通りかかったら楽しそうなので道具はないけれど勢いで海に入ってしまった大学生風の人たち。海の水は当然冷たい。風邪ひくなよ。

ライトと網とカメラを持ちながら動画を撮ってみました。ちゃんと光っています。

夢中になって体力の限界一歩手前までしっかり遊んで、全部で30匹ほどのホタルイカを捕まえることができた。大漁ではないけれど気持ちを満たすには十分な量だ。

せっかくの生きたホタルイカなので、この場で料理して食べさせていただきます。

 
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