なつかしのデンプン糊
よりケチャップっぽい素材を探しにダイソーを再訪した。 いっそのことケチャップを使ってしまおうかと思ったのだが、さすがにそれはないだろうと我慢した。 ちなみにケチャップは100円だ。 木工用ボンドと絵の具で200円だということを考えると、もったいないのはどっちだろうと真剣に考えたが、ぎりぎりの差で、ケチャップ以外のものに軍配が上がった。 ポスト木工用ボンドとして白羽の矢が当たったのは、デンプン糊である。 というか、なぜ最初からデンプン糊にしなかったのだろうか。
デンプン糊は3本で100円だった。 これを全部容器に出して、色を付けよう。 今回は、より鮮やかに発色するようにポスターカラーを用意。 また、前回の反省から朱色ではなく赤をチョイスした。
ねるねるねるね
赤いポスターカラーは驚くほど赤い。 当たり前のことだが、この赤さはちょっと衝撃的だ。 デンプン糊は思ったよりも固く、赤がなじむまで念入りに練った。
だいぶ混ぜてもやはり赤すぎるので、ここで得意の黄土色を投入。 黄土色は赤の上に乗せるとマスタードみたいだと気づいた。 そして、僕はマスタードもそういや大好きだということにも気づいた次第である。
黄土色を練り込むと、今までの「赤い糊」がケチャップらしさを急に増した。 大人になった瞬間である。 どうしてかはよくわからないが、そう感じた。 人間はほんの少しの出来事をきっかけに、大人になるものなのだ。
容器への注入方法も変更
デンプン糊を探しがてらダイソーをぶらぶらしていたところ、ケーキのデコレーションに使う生クリームを絞る袋を発見したので、これを容器に注入する際に使ってみた。 デンプン糊は固いので、これがなければかなり苦労していたと思う。 作業を重ねることによって、ちょっとしたスキルアップが実感できた。
お、いいのではないか
考えてみたら、絞り袋があるのだからそれで字を書けばいいような気がするが、やはりケチャップらしさを求めたい。 空き容器に入れてみたところ、かなりのケチャップ具合になった。 これはいい感じである。
となると、オムレツも気になる
ケチャップがなかなかの出来映えなので、こんどは先ほど作ったオムレツのクオリティーの低さが気になりだした。 学芸会の劇に子役並の演技力の子供が出演して、劇が急にわざとらしくなるような、そんな感じだ。 せっかくなのでここはひとつ、作り直すとしようか。