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ちしきの金曜日
 
大怪獣、新宿にあらわる

新旧怪獣に襲われてほしい百貨店

先の花園神社からぐるりと周って、再び新宿の喧噪へ。今度は新宿通りの百貨店とか立ち並ぶあたり。ちょうど今大型店舗の改装が終わったりして、容貌を変えつつあるタイミングでもある。

でも、壊すとなるとツルっとした新しい建物よりゴテゴテした古い建物の方が見栄えがいいよなー。そういう意味でも鶴岡さんが推すのが伊勢丹のビル。昭和8年建築だから、むしろ昭和特撮の方が合うんだけども。我々の頭にある「怪獣に襲われるビル」がこの形なのだろう。


壊れ映え、という言葉が正しいか知らんけども怪獣が似合うフォルム。

「あのマークがポーンとフッ飛ばされそうだよね」(鶴岡)
向かい側の丸井と比べると新旧クッキリ。

怪獣が似合うオールドな百貨店が伊勢丹周辺なら、成田さんが推したのは怪獣が似合うナウな百貨店周辺。新宿駅南口真正面の高島屋周辺だ。

巨大な高島屋新宿店と、天を突くドコモタワー。

「広々としてケムール人とか走ってきそう」(成田)
真正面はJR新宿駅で怪獣が通るにピッタリ。

工事中なのもあって全容を見渡せる写真が撮れなかったのが残念なのだけど、今の新宿近辺では一番広々としている場所。高島屋目の前のJRの線路も、渋谷方面から新宿方面へと怪獣がつらつらと名所を破壊しながら進むにふさわしい「怪獣通り」だ。

それにこのドコモタワーは見てのとおりのエンパイアステートビルディング風。この建物といえばキングコング。そりゃ似合うよねえ。


渋谷を崩壊させた怪獣がのっしのっしと来るんだぜ。
もしくはこの上に乗っかって吠えまくるぜ!

ついでにすぐ横に宮崎県の物産館とかあるから、東国原知事がカメオ出演とかしそうだ。

まだ周辺の工事が終わるのは数年先。その頃に怪獣映画とか公開されるんなら、絶対完成に合わせて戦場になりそう。というかしてほしいなー。


怪獣見て「どげんかせんといかん!」って言うにちがいない。
早く工事終わらないかねぇ。

てな感じで怪獣に似合う光景を新宿に求めて回った妄想ロケハン。しかしよく考えてみたら「ここが似合うよねぇ」という事は「ここブッ壊れないかなぁ」ということなんだよな。物騒っちゃ物騒。

といっても別に憎々しくて言ってるわけでなく、そういう想像をかきたてる場所、ということだろう。あくまで肯定的なお話。最初から廃墟になってる所に怪獣が来ても面白くないもんね。「怪獣が来そう!」「宇宙人が来そう!」そんな期待感のある街、いいじゃない!あなたの街にもジャッキー・怪獣・UFO・ニンジャetc、そんな妄想が入る隙間はありますか?

次は何のテーマでやろうかなー。

最後にお二人の情報でーす

今回同行いただいた成田さんのサイトはこちら。副業?でもあるイラストがまたいいんですよ!そして鶴岡さんは漫画『切断王』がコミックフラッパー4月号に掲載。歌舞伎町を舞台に怪獣バリの破壊衝動満載、と今回の記事にピッタリな内容らしいのでぜひご覧あれ。破壊の物語を建設してく、てのは健康的でいいよねえ。


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