悲劇は最後に訪れた
以前「型抜き屋を再び出店、ただし自家製」という記事を書いたが、また同じようにオリジナルの型を作り、カタヌキを量産して持って行こうという算段である。すっかりカタヌキ職人きどりだ。
これなら、けっこうな人数の心を捕らえるだろうということは実証済みだし、カタヌキを左手でやってもらえればこのイベントにふさわしい。絵柄の準備にとりかかろう。
浦上さんと相談し、絵柄は全部で5つ。いずれも左利きのスポーツ選手のシルエットである。誰だかわかるかい?
上写真、左からバレーの大林素子、サッカーの中村俊輔、野球の王貞治、相撲の朝青龍、プロレスの獣神サンダー・ライガー、いずれも左利きなのである。
「こんなん抜けるか」という複雑な絵柄だが、お嬢ちゃんこれは簡単に抜けたらおいちゃんの商売アガッタリなんだよ、という気持ちで進めよう。
前回と同じく、ゴム版を彫った上からFRP(繊維強化プラスチック)で型をとることにした。今の時期、戸外での作業はすさまじいものがあるので、仕方なく換気扇ガンガンに回して風呂場での作業だ。臭気でラリらないようにせねばならない。
ところが・・・。 |