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フェティッシュの火曜日
 
風雲!2月10日は左利きグッズの日になりました

子供は「とにかくやってみる度」が高い。
しらないうちにこの人だかり。

ところ変わって秋葉原

ほぼ一晩中、FRPの硬化具合をみていたわけだが、そのまま電車に乗ってイベント会場へ突入した。寝不足でかえってハイテンションだ。

8日、お昼過ぎ。秋葉原の「上海問屋」さんが今回の会場である。このお店は格安メモリカード等を売るお店なのだが、なぜかここの店頭でイベントは行われるのだ。本当になぜなんだ。

私たちが来るまではパソコン関連商品が置かれていた式台、そこから荷物をどかして、イベント会場の設営だ。

とりあえずの数だけそろえたカタヌキを、そっと式台のはじっこに置く わたくしである。いやほんとに申し訳ない・・・。


風の中の「オバマシルエット紙切り芸」2人衆。
カタヌキ2人衆。日が出ているが、これでも強風の真っ只中である。

あのオバマさんも左利き

左利き用急須、おたま、コルク抜き、ハサミ、缶きりなどを並べ、それぞれにお客さんのやってもらうミッションを設定し、2時、イベント開始時刻だ。ちなみに各ミッションには、オバマ氏の「Yes,We Can!」をもじった「Yes,We 缶!(缶きりゲームだから!)」などのスローガンがあてがわれており、あのオバマさんも左利きであることを主張してやまない。

日曜で人通りもあるが、この日はすごい強風。正直、店頭に、左利きグッズをどれだけの人が体験しに来るんだろう?といぶかしんでいた私だった、のだが・・・

幼児の来訪を皮切りに、人が立ち止まる立ち止まる。人が来るのでそれを見て他の人も人垣を作る。上海問屋のほうに用事があったお客さんも、帰りしなに覗いては、「お、じゃあやってみるか」とこちらにジョインしてくるのだ。なんだなんだ、左利きってキテルのか?秋葉原の土地柄か?

決められたグラム数まで急須で水を注いだり、決められた数のスーパーボールをおたまで掬ったり、どの人も皆一様に「こんなに使いづらいとは思わなかった(これ右利きの人)」「こんなに使いやすいとは(これ左利き)」と言って去っていく。

左利きグッズの日イベント、成功の瞬間である。
(ああ、左利きカタヌキ失敗が悔やまれり・・・)

まあ、カタヌキはカタヌキで、それはそれとして楽しんでもらったようだったので、よしとしよう。せめて客寄せのお手伝い、がんばります。


さてイベントも半分を過ぎた頃、どうにも強風がおさまらなくなってきた。これ以上の路上運営は無理と判断、撤収作業に入る。


皆、風の方向に平行になれ!
飛ばされるぞ!

わあ、はがしたチラシが!乙幡にまかしとけ!


ハッシ。

 

と、このように、最初は失敗した私も最後にはお役に立てたわけです。「左利きグッズの日」の記事が、まさか「チラシが飛ばないよう踏ん張っている私の後姿」で終わるとは。左利き関係ないよ。

あのまま天気も穏やかだったら、もっと多くの人に左利きグッズを試してもらえただろう。最近、左利き有名人や左利き大統領が出てきて、左利きということに思いを致す機会が少しづつ多くなっている気がする。何度も言っているが、まずは知ることからはじめよう。


上海問屋
東京都千代田
区外神田4-6-7
03-5209-4070
https://www.donya.jp/

菊屋浦上商事
神奈川県相模原市相模原6-26-7
042-754-9211
https://www.kikuya-net.co.jp/

※当日は左利きコミュニティ「レフティサーブ」代表の渡瀬けん さんもお手伝いされていました。このたび「左利きの人々」という本を出されまして、左利きというものに、ときに自虐的な文体で迫っています。ご一読を。


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