早起き
おはようライナー逗子というくらいだから、朝早い列車だ。 逗子駅を8時6分に出る。 それまでに逗子駅に行くには、自宅を6時台にに出なければならない。 眠いし寒いし大変だが、ライナーのためだ、がんばろう。
都内に引き返す
逗子駅に到着後、いったん改札を出てまた同じ方向への電車に乗る。 逗子駅は通学や通勤客で混雑していた。 知らない町の通勤ラッシュは勝手がわからずちょっとつかれる。 こんなに混むんだったら、500円払ってライナーに乗りたい気持ちもよくわかる。
構内アナウンスで、ライナーの当日券は売り切れですと言っている。 噂は本当だったのだ。 ライナー用の電車がホームに入ってきた時には、すでに順番待ちの行列ができていた。
混んでいるけど静か
車内はあっという間に満席になった。 みんな着席するとすぐに座席を倒す。 新聞や雑誌を広げる人もいるが、電車が走り出すとすぐにそれを閉じる人が多かった。 やっぱりみんな朝は眠いのだろう。
僕もとても眠い。 ふだん6時台に家を出るなんてことはなく、前日も普通通り遅くまで起きていてしまったので、頭がぼーっとしている。 せっかくライナーに乗っているのだから、車窓の景色を楽しもうと思っていたのだが、しぜんとまぶたが落ちてきてしまう。
寝ちゃった
とうとう眠ってしまった。 気がついたら降りる予定の品川駅が近づいていた。 せっかくのおはようライナーだったのだが、楽しめたのは最初の一瞬で、あとは記憶にない。 でも、本来この電車の目的は「寝て行ける」ところにあるのだと思うので、これで正しいのだろう。
ホームライナー、楽しいです
長距離通勤は大変だろうけれど、電車の移動時間に本を読めたり休んだりできるというのは、経験していない人にとっては魅力的だ。 実際に毎日ライナー通勤している方に「楽しそうですね」なんていうと叱られてしまいそうだが、でもやっぱりちょっとうらやましい。 今回はほんのすこしライナー通勤の雰囲気を味わっただけなので、毎日続ける大変さを知ることはできなかったけれど、またいつか乗ってみたいなと思った。