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フェティッシュの火曜日
 
輸入チョコ、あの“独特の味”くらべ

“独特の味”のカラクリが早くも判明

雑木林で立ったままメモをとりながら全18種を食べた。分かったのは

・雑木林で立ったままメモをとりながら水とチョコレートを交互に食べて飲むのは大変だ

ということが主だったわけだが、今までイメージだけだったあの独特の味の正体がちょっと分かった気がする。

今回食べた外国のチョコレートは、どれも粉っぽいか粉っぽくないかにかかわらず日本の味にはない外国のチョコレートの味がした。いやそれは当たり前なのだが、

それって逆に日本のチョコレートが独特の味なんじゃないか

ということに気づいたのだ。日本のチョコレートは他の国にはないコクがあるような気がした。口当たりもすごくねっとりしている。


ガーナ エクセレント 日本 1g 約2.6円
粉っぽさは全くなく、むしろねっとりした食感

先ほどの雑木林であらわすと、日本のチョコレートは枯葉など1枚もない濡れた地面のイメージ カサカサか否かの判定を旗で出しますと、NK!(NOT カサカサの略となっております)

分かりにくいジャッジの仕方で申し訳ないが、せっかく雑木林にきたのだから写真を使わせて欲しい。

それでも、私の考えるザ・外国のチョコという味わいをそれほど感じなかった外国のチョコもあるにはあった。韓国、スイス、ハンガリーからのエントリーチョコレートがそうだ。


JEJU ORANGE 韓国 お土産のため値段不明 リンツ ミルクチョコレート スイス 1g 約3.57円
オレンジフレーバーだからかもしれないが、甘みが優しかった オーストラリアに住んでいた友人が現地でよく食べていたそう

ボンボネッティ モーメンツ ハンガリー 1g 約4.75円
輸入食品店のバレンタインキャンペーンにて購入 それにしても、この台座は日本のセンスにはちょっとない

韓国のものが各国のチョコレートと一線を画す、「薄い」味で驚いた(個人的にはかなり好き!)。今度から誰か韓国に行く人がいたら海苔じゃなくてチョコを買ってきてもらおう。

あの味がするといえばするチョコレートたち

さて、では残りのチョコはどうだったのか。

・カサカサと粉っぽくて
・ キーンと強烈に甘く
・ ちょっとケミカルな後味

これが私が求める“独特の味”の三拍子なわけだが、この条件が揃っているチョコレートはそうそう無いのだ。それでも、ほとんどのチョコレートがこの条件の1つか2つには当てはまった。

食べたとたん「そうそう、これこれ!この味!」とは思わないものの、味わっていると、ああ、外国のチョコレートだよなあと感じる、そんなチョコレート。ご紹介しましょう。


カサカサ判定は、これくらい NK(NOT カサカサ)旗に対し、K(カサカサ)旗を作ってきましたが、判定としては半分振るぐらい

プーラン ミルクライト フランス 1g 約3.99円 アンソンバーグリカーアソート  デンマーク
砂糖不使用ということで、マルチトールという糖が使われている。なぜか口に入れたときにヒヤッとした 有名な酒チョコらしい。包装を剥がした中身がそっけなくてかわいい

ファツァー ミルクチョコレート フィンランド 1g 約4.2円 キャバリア ミルク ベルギー 1g 約5円
ファツァーは欧州最大の菓子メーカーらしい。ようこそ日本へ チョコのイメージがあるベルギーから。後味がいかにも外国風だった。こちらも砂糖不使用

ドロステ パステルロール ミルク オランダ 1g 約3.15円 リッタースポーツ アルペンミルク ドイツ 1g 約3.15円
名前がかっこいい。変換したら「泥捨て」って出た なんでスポーツ? と思って調べたら、「どんなスポーツジャケットのポケットにも入るサイズ」という由来だそう

ココアデリ ロリートリュフ イギリス 1g 約5.13円 トラパ セレクション スペイン 1g 約10.92円
おしゃれなパッケージとかわいい形。義理チョコに良さそうだな すみません、真ん中のは1つ食べた後でした

ここまでで13種類のチョコレートを並べた。そろそろ口のなかが甘あまになっている頃かとは思いますが、ここは強気で続けたい。

ここからが本丸、例の独特の味のチョコたちの登場なのだ。


雑木林から帰ってきて食べたトマトリゾットで口なおししてください。これ食べたときは完全に「しょっぱいものは別腹」の状態になっておりました

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