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年末年始とくべつ企画
 
でかい!細い!派手だ!「かっこいい」とは「ロック」とは

最後の決戦地は新宿

新宿へやってきた。萩原さんの現職場のある駅でもあり、宮城さんもつい最近まで新宿で仕事をしていた。そういう点でいくとここは二人にとってホームのはずだ。知った街でもかっこいいもの、ロックなものは見つかるのか。その前に宮城さんのロック感は戻ってくるのか。

期待と不安の新宿戦、いって見たいと思う。



新宿といえばやっぱり都庁ですね。 目が真剣。

新宿といえばやはり都庁。あの素人目にもかっこいい建物も、お二人ならばそれぞれの視点で解剖してくれるのではないか。そう思ってやってきたのだが

 

 

・・・やっぱり二人で同じところを撮っていた。しかも地下。

それでは新宿で二人が撮影した写真を見ていこう。


萩原メモより
「都庁の先っぽ」

都庁はかっこいい。間違いない。特にツインタワーの上の方に行くにつれごちゃごちゃしていくその様が好きだ。

宮城メモより
「残念な緑の橋」

緑でないのが残念だ。

宮城メモより
「残念な虹の橋」

虹色でないのが残念だ。

萩原メモより
「地下駐車場出口」

コンクリートの四角いトンネルが斜め下に向かって伸びている。かっこよすぎてドキドキするが、入ってしまうとガチでやばい。どうせ入れないのならもっと急だとさらにいいのに。


萩原メモより
「都庁の石垣の中にあるオフィス」

都庁の土台部分は石垣っぽい装飾になっているんだけど、そこに窓があってなんと中にオフィスがある。どこの部署なんだかわからないが、華やかなツインタワーではなくこういう縁の下で働いている人たちがいる、という事情がよくわからないがかっこいい。

 

 

宮城メモより
「新宿の目」

「ロック」は1960年代、ビートルズをきっかけとして、その表現の幅を飛躍的に拡大しながら世界を席巻した。そんな1960年代最後の1969年に設置されたという「新宿の目」。

1969年といえば、アメリカで伝説のロックフェス「ウッドストック・フェスティバル」が開催され、ビートルズ「アビーロード」、キングクリムゾン「クリムゾンキングの宮殿」、レッドツェッペリン「レッドツェッペリンンI」「レッドツェッペリンII」、ザ・フー「トミー」等々、数多の名盤が発表された年。そんな1969年から現在までを妖艶に輝く瞳で見続けている「新宿の目」。グラマラス。


新宿でわかったこと

「かっこいい」とは

・都庁!
・スロープ!
・なんだかよくわからないけど土台にあるオフィス!

「ロック」とは

・緑の橋という名の灰色の橋(残念だ)
・虹の橋という名の灰色の橋(これも残念)
・ロックの歴史を見つめ続けてきた新宿の目


「かっこいい」についてはだいぶ分かってきたように思う。萩原さんのいう「かっこいい」はビル!とか車!とか男の子が好きそうな要素が不可欠なのだ。対してますますわからなくなっているのがロック。新宿では残念な橋、という作品を残してくれたわけだが、かなり友好的にとらえてもあの橋はロックではない気がする。新宿の目でロックを取り戻すか、と思いきや最後「グラマラス」で締めてしまっった。

取材を終えた二人に核心をうかがった。

 

 

 


 
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