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年末年始とくべつ企画
 
でかい!細い!派手だ!「かっこいい」とは「ロック」とは

結論やいかに

一日歩き終えたお二人にお話を伺った。お互いにとっての「かっこいい」とは「ロック」とはなんなのか。その答えがここにある。


安藤:今日は一日お疲れ様でした。取材を終えて、今の率直な感想をいただけますか

萩原:もっと簡単にかっこいいものがいろいろ見つかるかと思ったんですけどね、なかなか難しかったです。

宮城:楽しかったです。普段一人では見えない景色を見せてもらったと思いますよ。

正直かなり疲れましたよね。ありがとうございました。  

アメ横〜秋原

安藤:では各取材地を振り返ってみましょうか。まずアメ横はどうでした。

宮城:ロックですね。シンプルで洗練された町よりもやっぱり混沌としていた方がロックだと思います。特にこの周辺にはわりと古くからある職人技みたいな雰囲気が残ってるじゃないですか。そういうのって、ロックですよね。

アメ横では二人の目線がそろうことはなかった。  
萩原:アメ横はとにかくごちゃごちゃしてるじゃないですか。だからぼんやり広い視野で見てるといろんなものが入りすぎちゃうんですよ。特に僕は無機的な物が好きなので、その点反応し辛かったですね。エアコンの配管とか見てると、つい手元の利尻昆布が目に入ってしまうんです。ビッグカツは買おうかどうか真剣に悩みました。
  萩原さんの今日一番の後悔。

これはロックといってしまっていいのか 。

安藤:上野駅にはハードロックカフェがありますね。あれはやっぱりロックなんですか。

宮城:あれ自体はなんとも言えないですね。いっそ浅草とかにあれば躊躇なくロック!って言えるんですが、上野っていうのがちょっと微妙だと思うんですよ。

安藤:宮城さんのタンクトップにロックって入ってるのとハードロックカフェのロックっていうのは別物なんですか?

宮城:僕のパフォーマンスはどちらかというとロックに対するパロディみたいな要素が強いと思うんですよ。それ自体をアピールしてやろう、ってんじゃなくて、意識的に過剰にやってるっていうか。その点そのものロックを売りにしているハードロックカフェとは別物と考えてもらっていいと思います。

安藤:秋葉原はどうでしたか。あの雰囲気、普段のお二人からはかなり離れた所にあるように思うのですが。

宮城:最近の「萌え」の勢いを脇に置いておいても、あの混沌とした雰囲気はすごかったですね。ガード下の電気パーツ屋とか、あれはロックですよ。キャラが立ちまくってますから。

萩原:売ってる物は店によってまちまちなんだけど、そのやり方がどこも一緒でしたね。ある意味筋が通ってるというか、これは納得のロックかもしれません。

  秋葉原はロックだ。

突然ですが持ち物、見せてください

お二人は持ち物からして正反対に見えるのだが、身の回りの物に対してもやはりこだわりがあるのだろうか。

宮城さんのカメラはちちゃくてかわいい。 萩原さんのはでかい 。

安藤:宮城さんの持ち物はやっぱりロック感を重視してるわけですか。

宮城:僕は実用性重視ですね。iPodだったらナノがいい、だって小さいから。

安藤:・・とんがってるのがロックじゃないんですか

宮城:だってとんがったのとかでかいのとかより、ナノの方が使いやすいじゃないですか。

やっぱ使いやすいのがいいですね(ロック談)。  

萩原:僕は完全にデザイン重視ですね。機能が少々劣っていても持つならかっこいい方がいいです。携帯もね、どうしても内側と外側の色の組み合わせが気に入らなかったんですよ。だから2台買ってバラして好きな色のを組み上げました。

安藤:こだわりもそこまで行くと生活に支障がありますね。

萩原:ええ、デザイナーとしても微妙でしょうね。俺が決めた色、だめなのかよ、って。

こだわりすぎると徐々に窮屈になっていきます 。  

萩原:あと僕は液晶パネルが好きですね。タッチパネルわかりやすい未来じゃないですか。未来の技術はやっぱりかっこいいですよ。

こういうわかりやすい未来はかっこいいですね。

 

宮城:液晶のタッチパネルは確かにわかりやすい未来ですよね。僕らが子供の頃思い描いていた世界です。未来っていう概念は文句なくかっこいいですね。

 

 

 
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