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ひらめきの月曜日
 
新しいお節で新年を祝おう

次に作ったダジャレは、これ。


チャーハンを作り、 出来たチャーハンの上から酢をかける。それでもこの分量。どーすんだ。

で、出来上がったものがコチラです。これが何かと言いますと。


チャーハン三杯酢→おチャーハン(お母さん)サンライズ

一体、これのどこが願いだというのか。サンライズは希望を表す言葉だろうから目をつぶるにしても(三杯酢は勘弁してもらって今回はすし酢を使用)、問題は「お母さん」部分だ。

古賀さんに「どうしてこれをセレクトしたんですか」と問い詰めると「いやぁ、なんだかざんはわの2人が一生懸命でねぇ…」と、まるでお母さんのような答えが返ってきたのでビックリした。古賀さん、しっかり!

はい、度々失礼します。古賀です。このおチャーハンサンライズはライターユニットのざんはわ考案なのですが、ざんはわは現在活動を休止しておりまして、にもかかわらず今回のダジャレ考案のために再結成してくれたんですね。

で、一体どんなダジャレをひねってくれんだろうと思ったら、これだったわけです。なんだかもう、やぶれかぶれになっての採用でした。ものすごく手際よく美味しいチャーハンを作ってくれた高瀬さんに恐縮するばかり。ざんはわに代わって御礼申し上げます。ありがとう、と頭を下げつつ、引き続き高瀬さんお願いします!

さらに炭水化物ダジャレが続きます。


白米→お酒をたくさん飲んでも吐くまい 鯛飯→大枚

万人の願いは健康と金だ。これさえあれば、たいがいのことはうまくいく。

しかし、それだけで満足できないのもまた人間である。


煮付け用のカレイも揚げちゃいます。どういうことかというと、 カレイをカツに→加齢に勝つ。アンチエイジング。
衣に使用したメリケン粉→健康

わざわざこのために金箔を! 鯛に金箔を塗って→大金

次は、ジャーッとカブを素揚げにしてみました。 カブ揚げ→株上がれ

若さと株価上昇と大金と…。なんだ、この欲にまみれたおせちのラインナップは。さっきの「景気回復」や「おチャーハン」が可愛く思えてきたじゃないか。

でも、どれも手に入れたいものばかりなのは確かだ。

はい、ここで実況席古賀です。

素揚げにしたカブはライター玉置さんが、なんとご友人の畑から収穫してくれたものなのです。

今回ダジャレ考案にあたっては水を得た魚のようだった(釣り人ライターなだけに)玉置さん。食材の提供にも完全協力体制で挑んでくれました。

ならばと今回の製作試食会にもお誘いしたのですが「え?! その日は……ちょ、ちょっと用事がありまして……」と逃げていかれたのでした。ちょっとー!

というわけで、コメントをお預かりしています。


食材提供メッセージ ライター玉置さん
カブのほか、野菜6キロを提供します。千葉在住の知り合いの畑から収穫してきました。

お節を作られるということで、採れたての野菜を送らせていただきます。ベジタブルだけに「無事食べる」ことができる一年だといいですね。

2009年はダジャレの年になると思いますので(なってくれると生きやすい)、ぜひがんばってください。

かぶ、上がれ!

一応、採ってきた野菜のダジャレを追加で考えましたので送ります。

・カブ
→ベタですが、株とかけて、揚げるなり、「うまい株(カブ)があるよ」っていう小芝居をするなり。
→カブ食う=かぶく。かぶくは、江戸時代の変わり者的な意味合いのかぶくです。

・ダイコン
→大根を乱切りにして、大混乱。それを容器につめて、「大混乱をおさめる」。うまいですねこれ。

・ハクサイ
→ハクサイで100歳(ヒャクサイ)。長寿祈願。
→拍手喝采、略して白菜。

・ネギ
→去年の労をネギらう。
→ネバーギブアップ、略してネギ。

・ミズナ
→鶏肉と卵と一緒に出して、親子の絆(ミズナ)

・サトイモ
→里の妹を思い出しながら。(意味分かんないですねこれ)
→聡い者(さといもの)で、サトイモ。

・チンゲンサイ
→一見さん(イチンゲンサン)にも楽しんでもらえるサイトを目指す。


なんと、新たにダジャレまで送ってくれたのでした。里の妹を思い出す(サトイモ)って、なんだろう。

カブのほかについてはこの後じゃんじゃん料理していきますよ。では、高瀬さんにお返しします!


続けてどんどん、もう何も考えずにリスト通りに調理を続けたのだが、どう考えてもやっぱり迷走を感じ取ってしまう。


ブリ→正月は久しぶりに会う人が多いので、ひさしブリ

すでに、めでたいとか縁起がいいとか願望といった範疇を大きくはみ出している。「久しぶり」って、もはやただの挨拶じゃないか。

…いや、それもいいだろう。正直もうこの辺まで来ると、いちいちダジャレに突っ込む気力がなくなっていたのだ。全肯定、全受け入れの精神で、おせち作りに邁進するばかりである。


淡々と、欲に充ち満ちたおせちを作る休日の昼下がり 途中経過。それっぽく見えるような、見えないような。

試食係の乙幡さんもやってきた。「なんか手伝うことありませんかー。あ、牡蠣ですね」 で、作ったのが牡蠣フライ→活気をあげる

肉の間にうずらを挟んで串に刺すと、 29(肉)の間に00で2009。うまいね、どうも。
ちなみに鶏肉は「年を取りにくい=長寿」との兼用。

もはや、突っ込むどころか「よくこんなの考えつきますよねぇ」と感心するばかりである。ダジャレを考えられる人の脳って、どんなことになっているんだろう。

さらに、怒濤のダジャレ攻撃は続きます。


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