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年末年始とくべつ企画
 
年末スペシャル時代劇『江戸無血開城』


8本目は埋蔵金を探しに山に行く場面。

〜撮影にいたるまで〜

撮影まで一週間を切ったのだ。台本が…台本が…。


あわてて図書館で時代背景をさぐる。家でwikipediaを観た方が有益だったりもした。

お尻に火をつけて図書館に行こう

話の筋や設定はぼんやりと周りの物やロケ地に目処がつきはじめると固まり始めた。一番最初は「時代、時代、言ってる時代劇にしよう」と思い立ち「今はお寿司の時代です」とか適当なことを書いていた。

撮影まであと数日となったときにメモを見たら「お寿司よりも天ぷらの時代です」と書いてあって、これはやばい、相当何言ってるかわからない、と焦って図書館に駆け込み時代背景調べ。勝海舟や徳川慶喜に詳しくなった。一日だけ。しかし撮影当日の出発二時間前にようやく台本らしきものができたのだからこの後もまだしばらく書けない。


〜撮影現場から〜

初日の午後の山道。八王子の山で、最初の原っぱの周辺だったから移動はなし。


なんか手がぷにぷにしてる林さん

期せずしてにじみ出た林さんの狂気

台本の頭に人物の設定が書かれていた。林さんには「抜刀術師範代…淡々と」とだけ書かれている。不親切である。

しかしこの場面ではその淡々と部分が功を奏した。自分が作りたいお菓子をぶつぶつつぶやくのがなんか怖くて可笑しいのだ。この「なんか」怖いの「なんか」部分は林さんについてまわって「林さんなんか貫禄あるな」とか「林さんなんか手が丸っこいな」とか撮影素材を見た人は言っていた。ご本人は演技が大の苦手だそうでもったいない。

クイズについては時代劇が決まったあたりで当の林さんからアイデアが出ていた。年末の長時間時代劇を最後まで見た人がわかる、的なやつでそういうのはある。ただ当たる賞品がゴミライクなまげというのがこちらとしても残念である。

 

 

 
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