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フェティッシュの火曜日
 
サーモグラフィ・セーターで暖かくみえるか

こういうセーターあるよね

極太毛糸で編んだだけあって、見た目から暖かそうだ。


もっこもこ。

実際、ストーブの前に座ったりベランダに出たりしてみる。

いかにも暖かい人。

いかにも寒い人。

・・・おお、胸部全体が赤外線効果で暖まっているのがわかりますね、末端部の血流が悪くなってますね、ってことになるはずなのだが正直そんなに「柄のおかげで」暖かそうというわけでもない。というかよくわからないな。

それより、ふだん寒げにしている人に着てもらうとわかりやすいのではと思ったので、ここである人に登場を願った。編集部員兼デイリーライター「ざんはわ」の石川さんである。

いつもけっこう寒色系の服を着てるし、体の線もシュッと細いし、記事でも水を浴びたり北海道行ったり寒い戸外でロケだったりと寒そうなイメージがつきまとう彼だ。きっと効果が目に見えるに違いない。この辺の論理は気にしないでください。

 

寒げな石川さんの場合

ニフティまで出向いて、セーターを渡しに行った。戸外に呼び出し、そこで着替えてもらう。いきなり手編みのセーターを渡す、ってとこは中高生みたいだが、初々しい告白なんてもんじゃなく、かなり強引な展開である。


ぬるめの表情。

冬木立の中、悄然と立ち尽くす。

寒いポーズをしてもらう。

こんどは、暖かい!という表現をしてみてください。


なんだか違うように思うが、楽しそうなので可。

おや?ところであのわき腹、温度分布が偏っている箇所がありますね。拡大して分析してみましょう。


犬、逃げる。それはそうと、向かって右のわき腹です。
赤い部分が、ちょっと離れた所に現れていますね。
臓器の異常か何かで体温が一部高くなっているのでは・・・あれ?何か取り出してますね。
あ、肉まん!

どうもすみませんでした。

よく考えたら、暖色で編めば「あったかそう」には見えるし、逆も真なり。わざわざサーモグラフィにしなくてもよかったのかもしれない、ってことはさて置き。

あまりサーモグラフィカルには見えなかったこのセーター。やはり、顔や手まですっぽり覆ってのレインボーカラーじゃないと、それらしくは見えないのかもしれない。

そう思い、セーター以外を黒く塗ってみたのが下写真だ。なんとなく・・・サーモグラフィに見えてきませんでしょうか。それともまだ「変な派手なセーターの人」でしょうか。

全身タイツ・・・それはまたあとで考えましょう。

手編み怪人・サーモグラ。


 
 
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