プライベートはノースリルで
バイバイサイクルのスリルと興奮冷めやらぬ中、工場に戻ると普通の自転車を発見。聞けば阪上さんの私物だという。ハンドルの右側にミラーがついている以外は普通の折りたたみ自転車だ。ミラーもそういうのが売ってるらしい。あ、安全だ。
こちらが不満顔でいると「プライベートのスリルは味わったらダメ。」と意味深な言葉を残してくれた。しかしすぐさま「怪我したらダメでしょ。」と意味深さを回収し、我々を煙に巻く。
がっかりしてると「じゃあここで自転車屋のワンポイントレッスン。」が始まった。
こういうタイプの自転車は、ハンドルから前輪までの縦のバーと、サドルのバーが平行でないのを選ぶとよいらしい。サドルが高くなるにつれ、ハンドルとの距離ができるので、体が大きくなっても無理なく乗れる、とのこと。まっとうだ。これがあのモンスターマシンを作った人が言うことなのだろうか。
サドルの高さについても指導を受けた。ペダルが一番下に来たときに足が伸びきるくらいサドルを高くすると良いらしい。「サドルがここにくるでしょ…」と股間をギュッ!とやったポーズがおもしろかったのだが撮り逃してしまった。同行のそんち君が「ここでしたっけ?」と誘い水を入れたのだが、阪上さんは乗ってこなくて残念だった。
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