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東急メディアコミュニケーションズ


フェティッシュの火曜日
 
サングラスだけでお手軽飛び出すメガネ


 

中学生のころ、立体視の研究をしていたことがあります。右と左に分かれた写真を寄り目で見ると飛び出して見えるというやつ。

その研究のためにいろいろと本を読んだりしたわけですが、その中にサングラスを片目だけにかけると飛び出して見える、というのがありました。中学生の僕が実際にやってみたら本当に飛び出して見えて驚きました。今こそ、その感動を再び味わおうと思います。

荒原べんぞう



サングラスで飛び出す

中学生のころ、夏休みの自由研究で賞をもらいました。研究のテーマは立体視。左右に分かれた写真を寄り目で見るとかそういうやつです。

その研究で読んだ本の中に、サングラスを片方の目だけにかけると見ている景色がいつもより飛び出して見える、というのがありました。普通、僕たちが見ている景色は立体的に見えていますが、この方法で電車や車などから横に流れる景色を見ると、いつもより飛び出して見えるらしいのです。

こんな景色が
こんな風に(イメージです)
   
これを知った中学生の僕は実際に試し、本当にいつもより飛び出して感動していました。田舎だったので電車に乗る機会など全くと言っていいほどありませんでしたが、両親が運転する車に同乗したときなど、サングラスを片方の目だけにかけて窓から外眺めて一人ではしゃいでいた記憶があります。
 

 

どういう仕組みか。

仕組みを簡単に説明すると、光がサングラスを通過するとき、そうでないときよりも少し時間がかかるらしいのです。そこで、サングラスを片方の目だけにかけて景色を見ると、サングラスを通さずに見ている目よりも、サングラスをかけている方の目が見る景色が少し遅れる、ということらしいです。

   
サングラスを通して見た景色は少し遅れる
 

たとえばサングラスをかけた場合に映像が0.1秒遅れるとして、サングラスをかけた目が見ている景色はもう一方の目が見ている景色の0.1秒前の景色なわけです。だから横に動くものを見るとサングラスをかけた目とかけてない目で視差が生まれて飛び出して見えるってことなんですが、いまの説明でわかりました?

 

 

いまやってみるとできない

わかりにくい説明はともかく、それじゃぁ中学生のときの感動を今もう一度味わってみようということで、家にあったサングラスで改めて試してみました。しかし、あれ?なんだかうまくいきません。おい、どうしたんだ。中学生のときはあれほどはっきり飛び出していたではないか。

どうしてうまくいかないのかあれこれ考えた結果、サングラスの色が薄いせいではないかと考えました(色が薄いと光が通過するのにあまり時間がかからないのかも)。そこで、いろいろとサングラスを変えて試してみた結果、100円ショップのキャンドゥで買ってきたサングラスでちゃんと飛び出すものを見つけました。

 
上のはいまいち、下のがちゃんと飛び出す
 

僕が中学生だった頃に比べ、今のサングラスはUVカット加工などによりあまり色を濃くしなくても良くなったのかもしれません。しかし、今回の目的のためには、UVカットなどどうでもいいのです。ちゃんと色が濃いものが必要なのです。

まぁともかく目的とするサングラスは手に入りましたので、実際に電車に乗って景色を見てみることにしましょう。

 
普通にかけたサングラス
片目だけにかけたサングラス
 

まずはサングラスを実際にかけてみます。今回は普通にかけるだけではなく、片方の目だけにかけなければなりません。どっちの目にサングラスをかけるのかも重要です。右へ流れる景色を見るときは右目だけにサングラスをかけます。右から左へ流れるときは左目です。これを間違えると動くものが引っ込んで見えてしまいます。

サングラスをどっちの目にかけるかに注意しながら、実際に窓の外の景色を見てみます。いつもより飛び出して見えるでしょうか。

 
んん・・・
   
お?おおおぉ
すげぇすげぇ
 
いつもより飛び出してるよ
 

やった、やりました。飛び出して見えます。すごいです。ほら、横切る電柱とか、いつもよりも手前にぐわっと。通り過ぎる木も飛び出してるし、ホームに差し掛かるとね、柱とかベンチとか歩いてる人とかが飛び出してるんですよ。

どうですかこの興奮。・・・え?わからない?・・・で、ですよね。だってこれ、実際にやった人しかわからないですもん。

   

 

どうしたらみんなに伝わるか

僕は十分に楽しんだし大変満足したんですが、このままではこれを読んでいるみなさんがキョトンとするばかりなので、なんとかみなさんにも同じ体験をしてもらいたいです。

そうだ、仕組みから言ったらPCで再生された動画を同じようにして見ても飛び出して見えるはずです。早速動画を用意しましたので、みなさんできるだけ濃いサングラスを用意して次のページをご覧ください。


 

 
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