警察官の自転車の特徴
警察官の警ら用自転車には以下の特徴がある。
・フレーム色は白。 ・ハンドルにバックミラーがついている。 ・フロントフォークに警棒ホルダーがついている。 ・後部キャリアに道具入れが乗っている。
購入した自転車はオレンジ色なので、まずはこれを白く塗り替えないといけない。白いラッカースプレーを買った。 他にもバックミラーを購入し、後部キャリアの道具入れ、警棒ホルダーは代用品を用意した。
これらを使って、普通の自転車を絶対に盗まれない自転車に変身させていく。
手始めに、透明のビデオ収納ボックスにラッカーを吹きかけた。白い箱が売っていればこの手間は省けたのだが、透明な箱しか見当たらなかったのだ。
ラッカーを吹いたビデオBOXは乾くまで放っておいて、次は自転車を白く塗る。
でもその前に
まず、警察官用の自転車には買い物かごが付いていないので、取り外してしまおう。
続いて、白く塗りたくないパーツに塗料が付着しないよう、マスキングテープなどを使ってマスクをかけていく。
後部キャリアやフロントの泥よけを取り外したり、色々な所をマスキングしたりしているうち、結構な時間がかかってしまった。
しかし、本格的なカスタマイズ作業はこれからなのだ。 いよいよ、自転車を白く塗っていく。
白くなれ
白色のラッカースプレーを自転車に吹きかけていく。プシュープシュー。白くなれ。
結局、奇麗に色が乗るように2度塗りして、ラッカー3本を使い切ってしまった。スプレーのし過ぎで最後には握力がなくなってしまい、事務所の踊り場は相当ペンキ臭くなっていた。大家さんに知られたらきっと怒られてしまう。
しかし、すべては自転車を盗まれないためなのだ。 怒られるべきはペンキを塗った僕ではなく、自転車を盗んだ犯人である。
以上のように予想以上に大変な工程を経て、ついに「絶対に盗まれない自転車」が完成した。
次ページでその全貌をご覧いただきたい。