肝臓にいいこと、いろいろやろう
乾杯後は、いつものように飲みながら肝臓にいいことを色々試していく。
まずは肝臓のツボを攻めよう。
「期門(きもん)」と呼ばれるツボを押しながら飲むといいらしいのだ。期門の場所は、乳首から垂直に下がった肋骨の下あたりである。
作家の故・池波正太郎さんもここを押しながらお酒を飲んでいたという。
肝臓ポイントその4:ツボを押しながら飲め
さらに、「肝臓を暖めながら飲むといい」という話も聞いた。林さんがインターネットで仕入れた情報だ。
ホカロンを「期門」付近に貼る。この辺りが肝臓らしい。 すぐに暖かくなり、凄く守られてる感じがしてくる。
「いわば僕たちにとっての防弾チョッキですね」
林さんがうまい事を言った。でもこの防弾チョッキは、弾から身を守る訳ではなくお酒から肝臓を守るのだ。いずれにしても心強い。
肝臓ポイントその5:肝臓を温めろ
更に、肝臓にいい体操がある。腕振り運動という、手を前後に振るだけの簡単な体操だ。
これを10〜20回1セットで2セット行う。 血流が改善され、脂肪肝予防に役立つのだそうだ。周りのお客さんや店員さんにぶつからないよう、注意して腕を降る。ビュンっ!
肝臓ポイントその6:席を立って腕振り体操
次は歯ブラシの出番である。
指にある肝臓のツボ、肝穴(手の平側、薬指の第二関節付近)と腎穴(手の平側、小指の第一関節付近)を歯ブラシでこすれというのだ。
ここに至るまで、みんな既にジョッキ2杯を空けている。
肝臓ポイントその7:手の平を歯ブラシでこすれ
手の平の次は手の甲のツボをつまむ。中渚(ちゅうしょ)という肝機能アップを促すツボだ。場所は小指と薬指の間、薬指の骨ぎわのくぼみ付近である。
酒の肴をつまんで、中渚もつまみ肝機能アップをはかる。
腕振り体操2セット目も忘れずに。
肝臓ポイントその8:手の甲にもツボがあるぞ
酸素を吸いながら飲むといい。 再び林さんがインターネットで入手した情報だ。
正直、色々とやり過ぎて訳が分からなくなってきている。
肝臓ポイントその9:酸素を補給しろ
そしてここまでのそれぞれの酒量は、
1位 横山さん:5杯 2位 林さん:4杯 3位 住:3杯 3位 藤原さん:3杯
となっていて、みんな酔い始めている。 特に僕は腕振り体操をやり過ぎて、いつもよりも酔いのまわりが速いような気がしている。
策に溺れているのか?
溺れているのか?