「肉焼いていいすか?」
ビール鍋も早々に切り上げて、林さんが生肉を手に微笑んだ。
じゅーじゅー。 ああっというまに、肉は焼けた。
「うまああああい……」
残ったビールを飲みつつ、『まる』を飲みつつ、鍋パーティは続く。
「焼けないですねえ、トリ……」
丸ごとのトリは、さすがになかなか焼けないのだった。しかしこんな機会じゃなければ、こんなの焼くこともないだろう。 ゆっくりと遠火であぶっていく。