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フェティッシュの火曜日
 
無骨なロボットイベント

東工大といえばこのビル


東京工業大学で2007年8月7日から12日まで「進化する機械・ロボット」というイベントが開かれていた。

このまえ選挙で行った小学校のロビーにチラシがおいてあって知ったのだ。やっぱり選挙は行くものである。

小学生を招くつもりがうっかりおっさんが来てしまったわけだが、すごいロボたちがたくさんいましたよ。(林 雄司



たいていの男子がぐっとくるメカメカしい雰囲気(スケートするロボの一部分)。

無骨なルックスで派手な動き

会場にはロボットが並べられていた。ショーで見かけるつるっとした丸っこいロボットではなく、メカむき出しの男らしいロボットばかり。さすが大学だ。

しかし動きはキャッチーである。ジャンプする。歩行していた足がタイヤになる。車輪が外れて小さいロボットになる。

これはまさに昔のテレビで見たロボットだ。未来は目黒区と大田区の境目に来ていたのだ(東工大の場所です)。

足をぐっと曲げて…
びよーん! なんと飛ぶ (Air Hopper)
4本足で歩いたロボットが…
足の裏を横にしてスケートのように走りはじめた(Roller Walker)

6輪で走行していると

真ん中の車輪が外れて別のロボットとして走り出した(親子型惑星探査ローバー)

全ての方向に動く座布団型のVmaxCarrier。あまりの面白さに近くにいた知らない子どもに自慢。
面白くて降りれなくなった男の子。ずっと乗ってた。

ものすごく器用だ

東工大は理系のエリートが集まる学校だが、このロボットを見ていると頭だけじゃなくてものすごく手先が器用な人たちの集まりなんじゃないかと思えてくる。

会場で案内してくれた東工大の遠藤玄さんに聞くと、学生が部品の切り出しからすることもあるという。不器用な学生がいないか心配だ。

遠藤さん自身はもともと模型好きで、大学に入ったときに部品を自分で作れる道具があることに興奮したという

「『これでなんだってできる!』って思いましたよ」

僕はプラモデルを組み立てるのは好きだが、部品を作ろうとは思わなかった。興奮ポイントが違う。

ところで遠藤さんはデイリーポータルZをいつも読んでくれているそうだ。こんなロボットを作っている人が読んでいるとは恐縮しきりである。スイッチを大きくしただけの工作とか回転を早くしただけの時計を作っているのに。

イチローに「君も野球好きなの?」って聞かれたみたいな感じである。

いや、僕のはあれはカバディです!って嘘をつきたくなる。

タイタラス。2足歩行ロボットは人間型よりも恐竜型のほうがバランスが取りやすい、とのこと。なるほど。

空き缶をつぶす力がある義手。資源ゴミの日も安心。
 

 
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