そのほかの例も
左の写真は、27日の午前9時についての予報図になっている。
「これは地上付近の気圧配置を表したものですが、北側に高気圧があって、南側に気圧の低い部分があるという形になっています。」
―「H」と「L」ですね。
「そして、この点線(矢印で示したもの)で囲まれている領域が、26日21時から27日午前9時までの12時間の間に、モデルの中で雨が降るというふうに予測した範囲になっています。」
―あ、雨の降る範囲も予報として出力されるんですか。
「はい。この図では12時間というまとまった間隔で出していますが、雨の量を1時間ごとや3時間ごとに分けて表示することもできます。
これらが基本的に雨を予想する一つの判断材料になります。
あとは、レーダーで捉えた海上での雨の降り方が、数値予報で予想した雨の領域と比較して、十分妥当かどうかなどの判断をした上で、天気予報を組んでいく、ということになります。」
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