これが計算の仕組みです
まず、左の図のように、地球上を覆っている大気をブロック状に区切る。
それぞれのブロック中の大気は、熱や水蒸気などについての物理的な量を持っていて、その中で、水蒸気が冷えて雲になったり、海水が暖められて水蒸気になり、となりのブロックに移動するといった現象が再現されるようになっている。
ブロックの区切り方は、細かくすればするほど予想の精度があがっていくのだけど、あまり細かくすると計算すべき全体の量が多くなりすぎてしまうため、その細かさにはおのずと限界がある。
地球全体について予報する「全球モデル」の場合、ブロックの間隔は水平方向に55km、垂直方向におおよそ250mとなっているらしい。
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