「いっちばん難しそうだった、1984年カレンダーの裏ジャケット、やってみましょう!」
「……やっぱねっころがってやると、違ってきちゃいますね」
「うーん、座って出来るかなあ」
「こうかなー?」
「うーん、もうちょっと脚が、交差してるんですよねえー」
「こうかな?」
「ごめん、いま猛烈に腹筋が痛いんだけど……」
「……やっぱ、もたないわ」
「お、古賀さんは出来てるかもよ」
「では次は、『ラムのラブソング』からやってみましょう!」
「あんまりソワソワニャニャニャニャー」
「ニャニャニャニャー?」
「いや、著作権を考慮してごまかしてます!」
「これ、しのぶ、あたる、ラムちゃんが踊るとこですね」
「腰をドーンと落として、キュートに!」
「そしてラムちゃんの『いやんいやん』ポーズ!」
「こうですかー?」
「おおおおおお、古賀さん、かなりイイ! かなり再現出来てますよ! いい表情だあ!」
「わたしがいつでもニャニャニャニャー」
「いちばんーすーきよー!」
「あと、ボーナストラックとして、『クリィミーマミ立ち』もやりたいんですけど」
「ああ、懐かしいですねえ、クリィミーマミ! 変身少女アニメ!」
「こう、手を微妙な位置で広げて、指も不思議な形で折り曲げて……」
「こんな格好、普通、アイドルはしないですもんねー」
「あとこれ、マドンナの新譜。こんな格好、出来るのかなーと思って」
「むおー」
「意外と出来るような」
「でも身体がもっとそってるよなー。さすがマドンナ、ヨガとかやってるだけあるなあー」
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