「そんなわけで古賀さん、新宿御苑にやってきたわけですけども」
「いい天気ですねえ〜」
「まずは柔軟体操をしてから、簡単そうなポーズからやってみましょう!」
「はい!」

「えーと、これだったら、出来そうじゃないですか?」
「出来そうですね」

「んー、実際やるとなると、恥ずかしいなあ」

「エイッ……こうかあ〜?」
「あ、出来てますよ、出来てますよ大塚さん!」
「ほんと?」
「左手が猫手なのがポイントですね」

「古賀さんも出来てますよ!」
「うおおお。じゃあ別のポーズいってみましょう!」

 
「うーん、同じポーズをしてるのに、何か違うなー」
「ラムちゃんて腰の位置、高いですからねえ」
「胴が短くておしりが小さいのよね……まあ宇宙人だしねえ……」


「だんだん難易度があがってまいりました!」
「脚をくんでなおかつ、顔は正面を向くんですね、これ」

「うう、うう、これすごい腹筋がつかれる」

「ああ、だめだあ、ひっくりかえる……」

「こっちのポーズのほうが、意外と簡単かもですよ」

「片足あげるやつね。うーんと、これ、口は色っぽく半開きだなあ。古賀さん、口元よろしくお願いします!」
「あい!」

「むむ、なんか違うなー」

「これ、1巻の表紙のポーズですね」

「うーん、大塚さんなんか違う!」
「あり? 何が違うんだろう」

「……お、古賀さん、かなりいいすよ! ラムちゃん感出てる!」
「ほんと!?」
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