デイリーポータルZロゴ
このサイトについて

特集


フェティッシュの火曜日
 
石臼ゴリゴリ

青物を挽いて自信をつける

安心なところで、「お茶っ葉」を挽いてみよう。

ところで、こういうものは何も石臼で挽かなくても、今なら電動ミルやフードプロセッサーで一瞬で挽けるのだ。でも石臼でゆっくり挽けば熱を生じないので、材料が変質しなくてすむ。

私のようなめんどくさがりには、いちいち電気製品を持ち出すより、こういうシンプルなもののほうが手入れもしやすい、ように感じる。


お茶っ葉を挽いた跡。この幾何学的な斜めの溝で、回すうちに材料が外周に押し出されるしくみになっているのだとわかる。
ほぼ抹茶になりました。

挽くうちに、普通のお茶がかなり香り立つようになってきた。いい感じだ。修業も勝手に終わりに近づいてきた。

続いてやってみたかったもの、「ふえるわかめちゃん」を挽いて、それでも増えるかどうか見てみよう。


これはカラカラなので挽きやすそうだ。
無残。
水につけて5分後。左は挽いてないもの、右が挽いたもの。増えてない。
沼。わかめというより「藻」という雰囲気。

想像ではもっとドロドロするかと思ったが、乾燥わかめは細分化されても水に戻すとある程度の大きさがあることがわかった。

わかったが、この知識をどう使えばいいのかがわからない。

でもだいぶ石臼の感触を楽しめるようになってきた。ツブの大きいものは最初は石が乗り上げてしまうが、ゆっくり挽いて安定してくると、少しづつ成果物が側溝にたまるのが見えてくる。

ゴリゴリ・・・がズリズリ・・・という音に変わると、心も安定してくる。


 

▲トップに戻る 特集記事いちらんへ
 
 



個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.