えらいことに
７枚で済んだところを、買ってきたパイシート全部を焼いてしまった。作業が楽しくて、途中で止められなかったのだ。
一個につき144層あるパイが、全部で68個。つまり計9,792層。…ほぼ１万だ。「１万枚の葉」って、フランス語で何て言うんだ？
「これ、一体いつ食べ終わるんだろう」などと考えながら、人形型のパイを触っていたら、なんとこれが立つではないか。せっかくなので立たせることにした。
遊んでいる場合ではない。とっとと当初の目的である「リアル・ミルフィーユ」の皿を作らねば。
なにをやってたんだ
いま、夢から覚めた思いでテーブルに山と積まれたパイを見ている。味が付いてないので、ジャムを付けるなりスープに浮かべるなりして、そのうち無くなることだろう。それはいい。それは問題ない。
しかし、最初の方では、薄く伸ばした物を食べてウマイウマイと喜んでいたではないか。気が付くと、えらいところに着地しているが、どうしたもんだろう。皆さん、薄い食べ物のこと、忘れてませんか。大丈夫ですか。
肉まんがおいしかったということは、あんまんもイケるハズだ。大量に買って飽きた時など、試しに薄く伸ばしてみてください。
私はとりあえず、パイを食べ続けます。
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